この記事では、住之江競艇場(ボートレース住之江)の特徴やレース予想、オッズ情報、ライブ動画やレース結果などの情報をまとめています。
アクセスは、大阪市営地下鉄・四つ橋線、ニュートラム南港ポートタウン線の「住之江公園駅」から徒歩3分(2号出口)。梅田から地下鉄で30分程度です。駅からは雨に濡れることなく競艇場まで行けます。
周辺の観光&グルメスポットなどについては、こちらの記事をご覧ください。
住之江競艇場の特徴
住之江競艇場は、日本最大規模の競艇場で、ボートレースの聖地・メッカなどと呼ばれています。
賞金王決定戦などSG戦が数多く開催されており、年間売上についても全国24ヶ所の競艇場のうち上位3位以内の常連です。
全国発売のビッグレースが行われるコースであり、舟券を早く買いすぎるとその後に有力選手に投票が集中し、最終オッズが大きく変わることも。
施設を保有・運営するのは、南海電鉄グループの住之江興業。2022年のGWには「住之江工業設立70周年記念2022ラピートカップ」が開催されました。
2006年より「住之江シティーナイター」と称するナイターを開催しており、年末年始を除くと通年ナイターを実施している競艇場になります。
コースの特徴
住之江競艇場は振りが少なく、ほぼ直線になっているのが特徴です。振りが少ないのは1コースにとって有利で、まっすぐ走れば一番早く1マークに到達します。
また、ピットから2マークまでが長いことから、ピット離れの早い選手が前づけをすることが多く、進入隊形が崩れることがあります。スタート展示と本番ではピットの場所が違い、6コースがインに入って来るような場合、枠なり進入を予想していると予想が大きく崩れてしまいます。
加えて、2マーク周辺が難所と言われています。住之江競艇場は周囲がコンクリートで固められており、スタート時の引き波が壁にぶつかって残り、モーターが弱いと2マーク周辺に発生した波を越えられずに失速してしまうため、意外な番狂わせがあることでも知られています。
周回展示の2マークをターンする際に綺麗にターンできているかどうか、艇がバタついていないかどうかなどをチェックしましょう。
勝率の特徴
住之江競艇場は、スタートから1マークまでのふり幅が小さく、1号艇は意識的に外に出さなくても、まっすぐ進めば「ちょうど良い進入角度」が取れる競艇場です。
なので、コース別着順率では1コースが強く、1着率は58.4%と高めになっています。
季節別では、気温が低い冬~春の勝率が高く、夏~秋と気温が高い季節に勝率が落ち込む傾向。
この夏~秋の落ち込みについては、会場が都市部のために気温が上がり、モーターがダレている可能性があると言われています。車・バイクと同じく、暑さに弱いということですね。
そして、1コースの勝率が落ち込む季節には、2コースの勝率が高くなるというデータが出ています。詳しい理由は分かっていませんが、統計上そういった特徴があるようです。冬~春の2コースの着順率は約14.5%となっていますが、夏~秋は約18%まで上がっています。
この他については特に目立った特徴はなく、全国でも平均的な勝率と言えます。
水面の特徴
住之江競艇場の競争水面は、コンクリート護岸に囲まれた長方形の人工プールです。干満差はなく、年間を通して静水面となる日が多いです。
淡水で水質が硬いため、鋭角的なターンをするには不向き(モンキーターンがやりにくく、下手をすると転覆する)であり、モーターの機力差が出やすいと言われています。
「まくり差し」が決まりにくい競艇場であり、SG戦などではトップスタート&まくりという展開は難しいでしょう。
海水に比べて浮力がなく、体重の重い選手は不利。また、工業用水が利用されていることからゴツゴツしていて乗りにくく、慣れないと苦労するようです。
そのため、当地に慣れている地元選手かどうかもチェックしましょう(淡水の静かなコースとして有名な多摩川が得意な選手は活躍できるようです)。
風の影響
住之江競艇場は都市部に作られているため、特にクセのある風が吹くといったことはありません。
但し、冬季になるとホーム側が追い風となる日が多く、まくりに対しては艇が風で流されやすいといった特徴があります。
この風の影響が、冬~春における1コースの勝率が高い理由の一つと言えるかもしれません。
なお、弱い追い風の場合、インはスタートで風に押されて逃げやすい状況が生まれますが、3メートル以上の強い追い風の場合、1コースが1マークで膨らんだり流されてしまうことがあり、2コースの差しが決まる可能性もあります。
予想ポイントまとめ
住之江競艇場は、選手にとって、強いクセはなく走り易い競艇場と言えるでしょう。
一方で、上で述べたような構造面・水面の影響・風の影響を考慮に入れる必要があります。
また、ナイター開催につき、日が沈んでからは少し違うポイントを考慮に入れる必要があります。そちらについては以下の記事をご覧ください。
なお、かつて住之江競艇場は「ライナー調整」(ライナーというベニヤ板を挟み込み、モーターの取り付け位置・角度などを調整する)が可能な最後の競艇場として知られており、予想の要素の一つでしたが、2019年に廃止されています。
住之江ファイブ
住之江競艇場では、「住之江ファイブ」という企画レースをG3以下の5Rに実施しています。
1号艇がA1級選手、6号艇がA級選手という配置であり、もともと有利な1号艇の勝率が更に高くなります。予想がしやすく、顧客還元型のレースですね。
一方で、6号艇の前づけなども予想され、6号艇がインの4コースあたりに入れば、レース展開に大きな影響を与えます。
2着・3着になることも十分考えられるので、6コースの動向も舟券予想のカギになります。
開催日程
住之江競艇場のレース開催日程は、こちらから見ることができます。
⇒ボートレース住之江 Official Site-開催日程
※2ヶ月先までの開催日程詳細を確認できます。
主催・施行者は大阪市でなく、「箕面市」と、大阪の16市で構成される「大阪府都市競艇企業団」が別々に開催しています。
住之江競艇場と「箕面市」との関わりは、競艇の生みの親・笹川良一氏(箕面市に合併された三島郡豊川村出身)が、競艇創成期に支援してくれた当時の箕面市長・中井武兵衛氏の恩に報いるべく、箕面市に住之江競艇の開催権を一部渡したことに由来しているそうです。
予想・オッズ情報
住之江競艇場のレース予想やオッズ情報は、こちらから見ることができます。
⇒ボートレース住之江 Official Site-アクアライブ予想
※オッズ情報は後述のBOAT RACE BBから見ることができます。
ライブ動画・リプレイ&レース結果
住之江競艇場のリプレイ、レース結果はこちらから見ることができます。
⇒BOAT RACE BB
※2ヶ月前までのリプレイ動画を見ることができる他、過去5年の優勝戦のリプレイ動画も見ることができます。
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