この記事では、多摩川競艇場(ボートレース多摩川)の特徴やレース予想、オッズ情報、ライブ動画やレース結果などの情報をまとめています。
アクセスは、JR中央線の武蔵境駅で乗り換え、西武多摩川線の「競艇場前」下車で駅直結です。
周辺の観光&グルメスポットなどについては、こちらの記事をご覧ください。
多摩川競艇場の特徴
多摩川競艇場は人工の淡水プールであり、上の写真のように、周りに防風林があります。
そのため、水面は風の影響を受けにくく、荒れることがほとんどないため、「日本一の静水面」と言われています。
※ちなみに、同じ東京の江戸川競艇場は、「全国屈指の難水面」と呼ばれています。
特徴をまとめると以下の通りです。
特徴 | 傾向 | |
---|---|---|
コース | 1マークから対岸まで108mと広い | 全速ターン・1コース信頼性低・まくり有利 |
水質 | 人工の淡水プールで水質は硬い | モーター機力差出やすい |
水面 | 日本一の静水面 | スピード戦 |
風 | 防風林の設置で風の影響を受けにくい | モーター機力差出やすい・スピード戦 |
ボート | モーター交換時期は8月 | モーターの勝率、スピード選手に注目 |
それでは、具体的な特徴を、順番に見ていきましょう!
マクリが強い
多摩川競艇場は「日本一の静水面」と呼ばれているため、インが強いのかと思いきや、実際はスピードとパワーがモノを言う、攻略の難しいコースの一つです。
その要因の一つは、1マークから対岸までの距離が108mと広いこと。水面が穏やかであることもあり、全速ターンがしやすくなっています。
そのため、マクリ有利という特徴があり、1コースの勝率は52~57%と全国平均を下回ります(3連対率でも下位)。一方、2~6コースの勝率は高く、10位以内に入るほどです。
力のある選手ならばイン逃げが決まる一方、4カドからのマクリもしやすいため、全速ターンからの逃げかマクリか・・・といった勝負が多くなります。
1コースの逃げが決まるケースなら、順当に1-2-3、1-3-2、1-2-4になることが多い一方、4コースのマクリが決まればインの3艇は外へ流れて出番が無くなり、空いたインに5・6コースが差したり、まくり差しをすることがあるので、レースが正反対の結果になって荒れることがあります。
特に、若手や勝負がけの選手は握って来るため、インが負けるケースがしばしば。人気薄のベテラン選手も、上手い小回りで3着あたりを確保してくるので、3連単に食い込むことがあります。
なお、ピットから2マークまでは89メートルと短いことから、前づけは少なく、ほとんどのレースが3対3の枠なり進入になります。
モーターのチェックを忘れずに!
マクリ差しなどを決める際には、引き波を越えなければならないので、モーターの絶対的なパワーが必要になります。
また、多摩川競艇場は淡水のため水質が硬く、そもそもモーターの機力がモノを言います。予想の際には、モーターのチェックもしっかりしましょう。
しっかり見ておきたいのが展示航走です。スタートのタイミングを見るのは勿論ですが、注目したいのはスリットから1マークまでの伸び足です。
特に、周回展示でよく見るべきなのは、2マークでのターンです。引き波で艇が暴れるようであれば、硬い水にペラが負けている証拠なので、人気があっても評価を下げる必要があります。
水面の特徴
多摩川競艇場は、レースコースの周りの環境から、「日本一の静水面」と呼ばれるほど水面が荒れることがありません。
一方で、上でも書きましたが、人工の淡水プールであることから水質が硬く、モーターの機力差が出やすいと言われています。
風の影響
レースコースはスタンドと対岸の防風林に囲まれた環境にあり、年間を通して風の影響を受けにくく、荒れることがほとんどありません。
選手は全速力で1マークを目指すことができることから、スピード戦が多く見られる競艇場と言われています。
季節で変わる傾向
季節ごとの1着勝率は以下の通りです。
※ボートレース公式サイトより(2018年9月~2019年8月)
コース | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
春3-5月 | 54.1 | 13.7 | 13.4 | 12.6 | 6.6 | 1.2 |
夏6-8月 | 57.1 | 14.4 | 11.3 | 9.3 | 7.2 | 1.3 |
秋9-11月 | 52.2 | 14.6 | 13.1 | 12.2 | 6.2 | 2.7 |
冬12-2月 | 55.3 | 16.4 | 12.0 | 10.1 | 5.4 | 1.6 |
春は、春一番の吹く季節風の強い時期でも大きな影響がないのが特徴です。この時期は、モーターが長期間使われて性能差がはっきり出てきており、パワー不足のモーターだとインに入っても逃げ切れないケースがあります。簡単にアウト勢にまくられてしまうので、実績のある選手でも名前で買っては危険です。
夏は、新モーターへの入れ替え直後、かつ気温が上がってモーターのパワーが落ちるため、イン逃げが崩れやすい時期です。モーターの性能差がそれほど出ないため、どのコースからでも1着が狙えます。念のため、専門紙などで、選手のモーターへのコメントを確認しておきましょう(「回転の上りが悪い」などのコメントがあったら軸にするのは危険です)。
秋は、向かい風の季節ですが、多摩川はではさほど影響はありません。秋も深まる時期になるとモーターも回転グセが付き、機力差が出始めます。そのため、超抜モーターがインかダッシュかで、レース展開が大きく変わります。4カドからまくって来る選手がいる一方、アウトからマクリ差しが決まると万舟が出ることも。
冬は、唯一、風の影響がある可能性がある季節です。風速5メートルの向かい風が吹く日もあります。そのような日はダッシュ勢が有利になるのがセオリーですが、それなりにモーターのパワーが必要です。マクリが決まっても、2マークの引き波を上手く越えられず、逆転を許してしまうケースがあります。これは淡水で引き波がいつまでも消えないプールの特徴でもあります。
予想ポイントまとめ
まず、多摩川競艇場の特徴として、静水面と1マーク側の広さから、1コースの勝率がそこまで高くはない、という点が挙げられます(企画レースを除く)。
このため、レース展開の予想が立て難く、インを信じるか内側からのマクリを信じるかで予想は大きく変わります。また、6コースからのマクリ差しも無視は出来ず、絞り込みが大変難しいです!
一方、スピード勝負になりやすいため、得意な選手やモーターの勝率をチェックしておきましょう。特にモーターのパワーは重要です。
伸び足の良いモーターで、全速ターンの出来る選手がいれば、1着に来る可能性が高いかもしれませんね。
1〜4コースまでのどの艇にも勝つチャンスがあるのが多摩川の特徴であり、超抜モーターを引き当てたとしても1マークでのターンに失敗するとインをすくわれることがあるので、若手や勝負がけの選手の「ここ一番」にも注意しましょう。
2つの企画レース
なお、上記では1コースの勝率がそこまで高くないと書きましたが、1コースが有利になるのが2レース組まれている企画レースです。
1つは、1レースの「まつりだone」、もう1つが9レースの「ターゲット9」です。
前者は、原則A級2名・B級4名の戦いになるので、必ずしも1コースが有利とも言えません。1コースと4コースにA級選手が入れば、インとカドの戦いになります。
後者は、1号艇にA級選手、2〜6号艇がB級選手と言う組み合わせですから、イン逃げの確率が高くなります。
開催日程
多摩川競艇場のレース開催日程は、こちらから見ることができます。
⇒ボートレース多摩川オフィシャル-多摩川で楽しむ
※2ヶ月間の開催日程を確認できます。
予想・オッズ情報
多摩川競艇場のレース予想やオッズ情報は、こちらから見ることができます。
⇒ボートレース多摩川オフィシャル-出走表・前日予想PDF
※最新データは開催日前日の夜に更新されます。
ライブ動画&リプレイ・レース結果
多摩川競艇場のライブ動画・リプレイ、レース結果はこちらから見ることができます。
⇒BOAT RACE BB
※2ヶ月前までのリプレイ動画を見ることができるほか、過去1年の優勝戦のリプレイ動画も見ることができます。
コメント