ボートレースの最高峰とされるSGレースの中で、G1・G2で活躍した選手たちが出場するオーシャンカップ。
2024年は、7/23(火)~7/28(日)にかけて、「ボートレース大村」で開催されました。
この記事では、オーシャンカップのレース概要や過去の優勝者、直近開催の結果などについてご紹介します。
※他のSGの開催日程・レース結果についてはこちらの記事をご覧ください。
オーシャンカップとは
オーシャンカップは、1996年にできた国民の祝日「海の日」(7月の第3月曜日)を記念して創設されたレースです。
2024年の海の日は7月15日(月)で、その翌週にレースが開催されます。
出場資格は、前年度の優勝者、前年度のグランプリ優勝戦出場者6名、直近のSGであるグランドチャンピオン優勝者、前年5月1日~当年4月30日のG1・G2優勝戦得点上位など。
A1級でないと出場できないSGレースが多いなか、このオーシャンカップはG1・G2で活躍している選手であれば、階級に関わらず出場可能です。
賞金金額は、ボートレースの中で3番目に高い3,600万円になります!
過去5年の優勝者
オーシャンカップは2024年で29回目の開催となり、過去5年の優勝者は以下の通りです。
開催回 | 開催レース場 | 優勝者 |
2024年(第29回) | ボートレース大村 | 茅原悠紀 |
2023年(第28回) | ボートレース児島 | 羽野直也 |
2022年(第27回) | ボートレース尼崎 | 椎名豊 |
2021年(第26回) | ボートレース芦屋 | 濱野谷憲吾 |
2020年(第25回) | ボートレース鳴門 | 峰竜太 |
参考:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/record/list?category=2400
2024年の優勝者は茅原悠紀選手!
2024年(第29回)のオーシャンカップは、岡山支部・茅原悠紀選手が、4号艇から大逆転勝利を決め、自身2度目のSG制覇を達成しました!
ボートレース大村で、2024年7月23日(火)~28日(日)の日程で開催された本開催ですが、28日(日)の優勝戦は以下のメンバーで争われました。
- 山口 剛
- 菊地 孝平
- 齊藤 仁
- 茅原 悠紀
- 椎名 豊
- 磯部 誠
優勝戦の1~3号艇は、予選の得点率のトップスリー(山口選手、菊地選手、齊藤選手)。3名とも準優戦は1号艇から出走、インの強い大村だけあり、いずれもイン逃げで優勝戦進出でした。
そして迎えた優勝戦。
まず、1マークでは、まくりを仕掛けた4号艇・茅原選手を、1号艇・山口選手ががっちり受け止めます。
そのため、バックストレッチでは、この2艇がぴったり並走する形に。この時点で茅原選手は、「山口さんはさすがだな、(自分は)終わった」と諦めかけたそうです。
ただ、茅原選手のまくりに乗って差した5号艇・椎名選手が内側で伸びてきて、2マークを先取りしようとします。
山口選手は椎名選手を先に回すわけにはいかず、抑えにかかりました。この両者が競ったことにより、2マークの内が大きく空いた瞬間を茅原選手は見逃しませんでした。
レース後の「あれは差せます。僕も18年レーサーをやっているんで!」とのコメント通り、この展開を捉えて一気にトップに立ち、そのままゴール!!
「決まり手は椎名君です。椎名君が仕事をしてくれたんで・・・」などとコメントしていた茅原選手ですが、2014年グランプリ以来、約9年7か月ぶりのSG優勝に、思わず涙する場面もありました。
なお、2着は、こちらも10年越しのSG優勝を惜しくも逃した山口選手。3着には椎名選手が入り、3連単4-1-5の配当は4,510円でした。
初日ドリーム戦
初日23日(火)12Rに開催されたドリーム戦は、以下の6名で争われました。
- 1号艇:峰竜太(4320、佐賀支部)
- 2号艇:菊地孝平(3960、静岡支部)
- 3号艇:山口剛(4205、広島支部)
- 4号艇:吉田拡郎(4166、岡山支部)
- 5号艇:茅原悠紀(4418、岡山支部)
- 6号艇:関浩哉(4851、群馬支部)
結果は、インが強い大村らしく、1号艇・峰選手がイン逃げを決めました。2着取りが上手い山口選手が続き、結果は1-3-4。3連単は¥970でした。