ボートレースの最高峰とされるSGレースの中で、G1・G2で活躍した選手たちが出場するオーシャンカップ。
2024年は、7/23(火)~7/28(日)にかけて、「ボートレース大村」で開催中です!!
![イッカー先生](https://kyotei-mania.com/wp-content/uploads/2019/10/ikka1-1.png)
この記事では、オーシャンカップのレース概要や過去の優勝者、直近開催の見どころ・注目選手などをご紹介します!!
※他のSGの開催日程・レース結果についてはこちらの記事をご覧ください。
![](https://kyotei-mania.com/wp-content/uploads/2018/04/競艇ボート11.jpg)
オーシャンカップとは
オーシャンカップは、1996年にできた国民の祝日「海の日」(7月の第3月曜日)を記念して創設されたレースです。
2024年の海の日は7月15日(月)で、その翌週にレースが開催されます。
出場資格は、前年度の優勝者、前年度のグランプリ優勝戦出場者6名、直近のSGであるグランドチャンピオン優勝者、前年5月1日~当年4月30日のG1・G2優勝戦得点上位など。
A1級でないと出場できないSGレースが多いなか、このオーシャンカップはG1・G2で活躍している選手であれば、階級に関わらず出場可能です。
賞金金額は、ボートレースの中で3番目に高い3,600万円になります!
過去5年の優勝者
オーシャンカップは2024年で29回目の開催となりますが、過去5年の優勝者は以下の通りです。
開催回 | 開催レース場 | 優勝者 |
2023年(第28回) | ボートレース児島 | 羽野直也 |
2022年(第27回) | ボートレース尼崎 | 椎名豊 |
2021年(第26回) | ボートレース芦屋 | 濱野谷憲吾 |
2020年(第25回) | ボートレース鳴門 | 峰竜太 |
2019年(第24回) | ボートレース常滑 | 瓜生正義 |
参考:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/record/list?category=2400
2023年の優勝者は羽野直也選手
2023年(第28回)のオーシャンカップは、福岡支部の114期・羽野直也選手が、5号艇からまくり差しを決め、SG初優勝を飾りました!(優勝戦は下記のメンバー)
- 馬場貴也
- 茅原悠紀
- 磯部誠
- 桐生順平
- 羽野直也
- 池田浩二
3連単5-3-4の配当は、SG優勝戦にも関わらず160,260円となりました(SG優勝戦の最高配当)。
2024年(第29回)のオーシャンカップの見どころ
2024年(第29回)のオーシャンカップは、ボートレース大村で、2024年7月23日(火)~28日(日)の日程で開催中。
4日目までの予選で、得点率トップは山口剛選手、2位は菊地孝平選手、次いで齊藤仁選手でした。
7月27日(土)の9R~11Rに準優勝戦が開催されますが、以下のメンバーで争われます。
9R
- 齊藤 仁
- 宮地 元輝
- 土屋 智則
- 磯部 誠
- 毒島 誠
- 西山 貴浩
10R
- 菊地 孝平
- 瓜生 正義
- 椎名 豊
- 石野 貴之
- 篠崎 元志
- 中田 竜太
11R
- 山口 剛
- 峰 竜太
- 茅原 悠紀
- 島村 隆幸
- 遠藤 エミ
- 坪井 康晴
出場選手の今期勝率
まずは、出場選手の足元の調子をみるため、今期勝率の高い順に並べてみましょう。
8点台を維持している4名のうち、山口剛選手のほか、毒島誠選手・峰竜太選手が準優進出。
毒島選手は、7月上旬のボートレース甲子園ではオール2連対で優勝。明らかに波に乗っており、今開催でも優勝候補でしょう。
峰選手の8点台は平常運転ですが、この表では大村勝率でも最も高い点に注目です。7点台後半の高勝率を残しています。
大村が得意な選手
準優進出者では、大村で勝率が大幅アップしている遠藤エミ選手、石野貴之選手あたりに注目です。
1号艇でなくても、連番では押さえておきたい選手たちです。
上り調子の選手
続いて、今期勝率から前期勝率を引いて、その差が大きい順に並べてみました。
足元の調子そのままに、中田竜太、篠崎元志、宮地元輝の上位3選手は、何れも準優戦出場を決めています。
ボートレース大村の特徴
上にも書いた通り、大村といえば、インが強いことで有名です。
大村湾の奥の方に設けられている海上の競艇場ですが、防風ネットが張られているため、風が強くなることはありません。
さらに、低出力モーターを採用しており、どんなに頑張って整備しても、モーターがもともと持っているパワー以上は出せず、スピードが出にくいのです。
これらの要因が、イン側、特に1号艇有利という状況を生み出しています。
コース別成績を表にしてみると、なんと1コースが2連対・3連対する確率は8割前後です。
全レースの6割が1号艇の1着で決まっていることからみても、やはり全国で1・2を争うインが強い競艇場といえるでしょう。
面白いのは、平均STがイン側にいくほど(わずかですが)早くなっています。選手でないと分かりませんが、大村はイン側にスタート有利な点があるとも考えられます。
ここまで1号艇が強いと、いくら狙い目の選手がいても、1号艇を外した舟券を買うのには勇気がいります。なにしろ、全レースの85%で1号艇が3着以内です。
大村のような競艇場では、素直に1号艇を軸に据えるのが得策と覚えておいて下さい。元返しであっても、買っている・買っていないが、大きな差となります。
なお、1号艇が絡まないレースも10回に1回くらいはあり、それを当てられれば高配当は必至。「これだ!」と思った舟券は、少額でも押さえておくことをお勧めします。
初日ドリーム戦
初日23日(火)12Rに開催されたドリーム戦は、以下の6名で争われました。
- 1号艇:峰竜太(4320、佐賀支部)
- 2号艇:菊地孝平(3960、静岡支部)
- 3号艇:山口剛(4205、広島支部)
- 4号艇:吉田拡郎(4166、岡山支部)
- 5号艇:茅原悠紀(4418、岡山支部)
- 6号艇:関浩哉(4851、群馬支部)
結果は、インが強い大村らしく、1号艇・峰選手がイン逃げを決めました。2着取りが上手い山口選手が続き、結果は1-3-4。3連単は¥970でした。