競艇のレースは「SG、G1、G2、G3、一般戦」という5つのグレード(階級)に分かれていますが、これらに加えて、プレミアムG1(PG1)と呼ばれるレースがあります。
この記事では、PG1がどういう位置づけのレースなのか解説した上で、今後開催のPG1の概要・注目点などについて、まとめています!
プレミアムGI (PG1)とは
プレミアムGIとは、最もグレードの高いSGの次に位置するレースです。
従来、競艇のレースは「SG、G1、G2、G3、一般戦」という格付けの順番でしたが、2014年から特定の5つのG1レースについては通常のG1の1つ上の格付けとすることになり、名称を「プレミアムG1」(PG1)とすることになりました。
その「特定の5つのG1レース」とは、以下の5つ(2025年から6つ)になります。
- ボートレースバトルチャンピオントーナメント(1月)
- マスターズチャンピオン(4月)
- レディースチャンピオン(8月)
- ヤングダービー(9月)
- クイーンズクライマックス(12月)
※2025年から、毎年2月に「スピードクイーンメモリアル」が開催(初回は2025年2月19日)。各場の最速タイム保有者+推薦レーサーで、レースタイムを選出基準とする女子レース。
これらのPG1レースは全国発売されるほか、開催前後はSG同様、メディアで大きく宣伝されます。
PG1の優勝賞金は通常のG1よりも高く、選手にとっては12月のグランプリに出場できるか否かを大きく左右するレースとなっています。
プレミアムG1は、勝率ランクや賞金ランクとは別に、「48歳以上の選手のみ」「30歳未満の選手のみ」「女子選手のみ」など、特別な出場条件を設けているため、色々な選手に出場・優勝のチャンスが与えられているのが特徴です。
普段、なかなか強豪のベテランに勝てない若手選手・女子選手なども、PG1であれば全員が同条件で揃うため、勝てるチャンスが大いに出てきます。
単なる強豪選手同士の戦いとは一味違った勝負が見られることが、PG1の面白さです。通常レースとは異なる進行に基づく「組み合わせの妙」などもあり、その点でも楽しめるようになっています。
なお、こういった普段とは違う形で行われる高額賞金の競走は、他の公営競技でも開催されるようになってきています(オートレースにおける特別G1など)。
5つのプレミアムG1について、各レースの特集記事のリンクは下記になりますので、是非ご覧ください!
2024年12月:クイーンズクライマックス
2024年のクイーンズクライマックスは、12月26日(木)~12月31日(火)の日程で、ボートレース蒲郡で開催予定です。
2023年(第12回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は浜田亜理紗選手)。
2025年01月:ボートレースバトルチャンピオントーナメント
2024年のボートレースバトルチャンピオン(BBC)トーナメントは、1月11日(木)~1月14日(日)の日程で、ボートレース大村で開催されました。
2024年(第5回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は関浩哉選手)。
2025年02月:スピードクイーンメモリアル
2025年から新設されるレースタイムを選出基準とする女子レースです(詳細は今後更新)。
2025年04月:マスターズチャンピオン
2024年のマスターズチャンピオンは、4月16日(火)~4月21日(日)の日程で、ボートレース鳴門で開催されました。
2024年(第25回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は菊地孝平選手)。
2025年08月:レディースチャンピオン
2024年のレディースチャンピオンは、8月7日(水)~8月12日(月)の日程で、ボートレース福岡で開催されました。
2024年(第38回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は遠藤エミ選手)。
2024年09月:ヤングダービー
2024年のヤングダービーは、9月18日(水)~9月23日(月)の日程で、ボートレース桐生で開催されました。
なお、2024年(第11回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は関浩哉選手)。