競艇のレースは「SG、G1、G2、G3、一般戦」という5つのグレード(階級)に分かれていますが、これらに加えて、プレミアムG1(PG1)と呼ばれるレースがあります。

この記事では、PG1がどういう位置づけのレースなのか解説した上で、今後開催のPG1の概要・注目点などについて、まとめています!
プレミアムGI (PG1)とは
プレミアムGIとは、最もグレードの高いSGの次に位置するレースです。
従来、競艇のレースは「SG、G1、G2、G3、一般戦」という格付けの順番でしたが、2014年から特定のG1レースについては通常のG1の1つ上の格付けとすることになり、名称を「プレミアムG1」(PG1)とすることになりました。
その「特定のG1レース」とは、以下の6つになります。
- ボートレースバトルチャンピオントーナメント(1月)
- スピードクイーンメモリアル(2月)
- マスターズチャンピオン(4月)
- レディースチャンピオン(8月)
- ヤングダービー(9月)
- クイーンズクライマックス(12月)
※2025年2月から「スピードクイーンメモリアル」が新設され、初回の優勝者は平高奈菜選手でした。
これらのPG1レースは全国発売されるほか、開催前後はSG同様、メディアで大きく宣伝されます。
PG1の優勝賞金は通常のG1よりも高く、選手にとっては12月のグランプリに出場できるか否かを大きく左右するレースとなっています。
プレミアムG1は、勝率ランクや賞金ランクとは別に、「48歳以上の選手のみ」「30歳未満の選手のみ」「女子選手のみ」など、特別な出場条件を設けているため、色々な選手に出場・優勝のチャンスが与えられているのが特徴です。
普段、なかなか強豪のベテランに勝てない若手選手・女子選手なども、PG1であれば全員が同条件で揃うため、勝てるチャンスが大いに出てきます。
単なる強豪選手同士の戦いとは一味違った勝負が見られることが、PG1の面白さです。通常レースとは異なる進行に基づく「組み合わせの妙」などもあり、その点でも楽しめるようになっています。
なお、こういった普段とは違う形で行われる高額賞金の競走は、他の公営競技でも開催されるようになってきています(オートレースにおける特別G1など)。

6つのプレミアムG1について、各レースの特集記事のリンクは下記になりますので、是非ご覧ください!
2025年04月:マスターズチャンピオン
2025年のマスターズチャンピオンは、4月22日(火)~4月27日(日)の日程で、ボートレース桐生で開催されます。
2024年(第25回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は菊地孝平選手)。

2025年08月:レディースチャンピオン
2025年のレディースチャンピオンは、8月6日(水)~8月11日(月)の日程で、ボートレース浜名湖で開催されます。
2024年(第38回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は遠藤エミ選手)。

2025年09月:ヤングダービー
2025年のヤングダービーは、9月23日(火)~9月28日(日)の日程で、ボートレース宮島で開催されます。
なお、2024年(第11回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は関浩哉選手)。

2025年12月:クイーンズクライマックス
2025年のクイーンズクライマックスは、12月26日(金)~12月31日(水)の日程で、ボートレース大村で開催予されます。
2024年(第13回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は遠藤エミ選手)。

2026年01月:ボートレースバトルチャンピオントーナメント
2025年のボートレースバトルチャンピオン(BBC)トーナメントは、1月23日(木)~1月26日(日)の日程で、ボートレース常滑で開催されました。
2025年(第6回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は茅原悠紀選手)。

2025年02月:スピードクイーンメモリアル
2025年から新設されたスピードクイーンメモリアルは、2月19日(水)〜2月24日(月)の日程で、ボートレース浜名湖で開催されました。
2025年(第1回)の結果については、こちらの記事をご覧ください(優勝者は平高奈菜選手)。
