勝率上位選手が出場する、最も歴史と権威のあるSG競走であるボートレースダービー。
2024年は、10月22日(火)〜10月27日(日)にかけて、「ボートレース戸田」で開催中されました。

この記事では、ボートレースダービーのレース概要や過去の優勝者、直近開催の結果などについてみていきます。
※他のSGの開催日程・レース結果についてはこちらの記事をご覧ください。

ボートレースダービーとは
ボートレースダービーは、「全日本選手権競走」とも呼ばれ、毎年10月下旬に開催されています。
第1回大会は1953年に開催されており、最も歴史と権威のあるSG競走です。第61回大会より「ボートレースダービー」の通称になりました。
5大SG競走である「GRANDE5」(①ボートレースクラシック、②ボートレースオールスター、③ボートレースメモリアル、④ボートレースダービー、⑤グランプリ)の1つでもあります。
出場資格は、前年度の優勝者、前年度のグランプリ優勝戦出場者6名、直近のSGであるボートレースメモリアル優勝者、前年8月1日~7月31日の勝率上位者など。
勝率上位の選手が出場できるレースと覚えておけば良いでしょう。
賞金金額は、ボートレースの中で2番目に高い4,200万円になります(2024年度より)。
過去5年の優勝者
ボートレースで最も古い伝統と格式を持つボートレースダービー。
ダービーの優勝者は、彦坂郁夫・野中和夫・今村豊・植木通彦と競艇界のレジェンドが名を連ねており、競艇選手にとっては賞金とは別に手に入れたい栄誉でもあります。
2024年で71回目の開催となり、過去5年の優勝者は以下の通りです。
開催回 | 開催レース場 | 優勝者 |
2024年(第71回) | ボートレース戸田 | 桐生順平 |
2023年(第70回) | ボートレース蒲郡 | 峰竜太 |
2022年(第69回) | ボートレースとこなめ | 馬場貴也 |
2021年(第68回) | ボートレース平和島 | 平本真之 |
2020年(第67回) | ボートレース大村 | 深谷知博 |
参考:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/record/list?category=0200
2024年(第71回)の優勝者は桐生順平選手!
2024年のダービーは、10/22(火)〜27(日)にかけて、戸田競艇場で開催されました。
3号艇の地元・桐生順平選手が、ダービー2連覇目前かと思われた1号艇・峰竜太選手を見事にまくり、初の地元SG優勝を決めました!

10月27日(日)12Rの優勝戦は、以下メンバーで争われることになりました。
- 峰竜太
- 毒島誠
- 桐生順平
- 関浩哉
- 佐藤翼
- 馬場貴也
初日ドリーム戦で優勝後、準優勝もイン逃げで快勝、優勝戦のポールポジションをゲットしていた昨年の覇者・峰選手の勝利が濃厚かと思われましたが・・・
コンマ16のスタートを決めた桐生選手、1マークで「神速ターン」が炸裂。
峰選手を力強くまくり切って先頭に立ち、そのままゴールまで一人旅で勝利!!
2017年12月のグランプリ以来、4度目のSG制覇となりました。
「ツケマイは1着か6着かイチかバチかだったけど、完璧だった。決まった瞬間は気持ち良かったです!うれしい!!」と喜びを爆発させていました。
結果は3-5-2で、2位に埼玉支部の佐藤選手が入ったことから、地元選手によるワンツーフィニッシュとなりました。3連単は¥48,420でした。
初日ドリーム戦は峰選手の勝利
初日12Rに開催されたドリーム戦は、以下の6人で争われましたが、結果は1-6-2。
- 峰 竜太
- 池田 浩二
- 山口 剛
- 毒島 誠
- 白井 英治
- 茅原 悠紀
1号艇・峰選手の逃げでしたが、6号艇・茅原選手が前づけを敢行して4コースに入り、2着をもぎ取りました。