1年で一番早いタイミングで行われるSG・ボートレースクラシック。正式には『総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走』(通称は「総理杯」)と言い、非常に格式の高いレースです。
2024年は、3/15(金)~3/20(水)に「ボートレース戸田」で開催されました。
この記事では、ボートレースクラシックのレース概要や過去の優勝者、直近開催の結果などをご紹介します。
※他のSGの開催日程・レース結果についてはこちらの記事をご覧ください。
ボートレースクラシックとは
「ボートレースクラシック」は第49回大会から採用された呼称で、正式には「総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走」といいます。
初開催は1966年3月であり、まさにクラシックの名前にふさわしい歴史ある競走。競艇の5大SG競走である「GRANDE5」の1つに数えられており、格の高いレースです!
- ボートレースクラシック
- ボートレースオールスター
- ボートレースメモリアル
- ボートレースダービー
- グランプリ
クラシックの出場資格は、前年度の優勝者、前年度のグランプリ優勝戦出場者6名、前年度1月1日~12月31日のSG・G1・G2優勝者、G3以下の競走における優勝戦回数上位者など。
加えて、前月(2月)に6地区で開催された地区選手権の優勝者も出場資格があります。
賞金金額は、ボートレースの中で2番目に高い4,000万円。
なお、2011年(第46回)は、3月11日に発生した東日本大震災により中止になりました。代わりに、被災地の復興支援を目的に、同年8月に東日本復興支援競走という1回きりのSGレースが戸田競艇場で開催されました。
過去5年の優勝者
ボートレースクラシックは2024年で59回目の開催となり、過去5年の優勝者は以下の通りです。
開催回 | 開催レース場 | 優勝者 |
2024年(第59回) | ボートレース戸田 | 毒島誠 |
2023年(第58回) | ボートレース平和島 | 土屋智則 |
2022年(第57回) | ボートレース大村 | 遠藤エミ |
2021年(第56回) | ボートレース福岡 | 石野貴之 |
2020年(第55回) | ボートレース平和島 | 吉川元浩 |
参考:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/record/list?category=0100
クラシックは、その歴史の中で、このレースでSG初優勝を果たしたレーサーが32人もいます(2023年の第58回終了時点)。
これは、上で書いた通り、選出基準が昨年のグレードレースのチャンピオンですので、昨年から勢いがあるレーサーがそのまま優勝することが多いと言われています。
2022年の第57回では、遠藤エミ選手が女子選手として史上初のSG制覇を達成。翌日のスポーツ紙で異例の1面を飾るなど、大きな話題になりました。
2024年(第59回)の優勝者は毒島誠選手!
2024年(第59回)のボートレースクラシックは、群馬支部の毒島誠選手が大会初制覇を決めました。
今開催は、予選最終日の4日目に強風が吹き荒れ、1Rから安定板を装着。1Mで流れる艇が続出し、選手が風にあおられて転覆するシーンもありました。
結局、4日目の7R以降のレースは中止に。SGの中止打ち切りは1996年以降初と話題になりました。
そのため、得点率は4日目6Rまでの集計で、予選トップ通過は吉川元浩選手。準優戦を経て、優勝戦は下記メンバーになりました。
- 吉川元浩
- 毒島誠
- 土屋智則
- 宮之原輝紀
- 桐生順平
- 平本真之
2着は6号艇の平本真之選手、3着には4号艇の宮之原輝紀選手が入り、3連単2-6-4は¥37,710になりました。
毒島選手のSG優勝は、2020年のチャレンジカップ以来。賞金4,000万円を加算して、この時点では賞金ランキングトップです!
初日ドリーム戦の結果
初日12Rに開催されたドリーム戦は、以下のメンバーで争われましたが、結果は1-2-6で3連単は¥2,250。
1号艇から出走した昨年の賞金王にしてMVP・石野貴之選手がイン逃げで1着。2着は峰竜太選手。3着には6号艇から桐生順平選手が入りました。
- 石野貴之選手
- 峰竜太選手
- 馬場貴也選手
- 磯部誠選手
- 片岡雅裕選手
- 桐生順平選手