
この記事では、平和島競艇場(ボートレース平和島)の特徴やレース予想、オッズ情報、ライブ動画やレース結果などの情報をまとめています。
※開催中の第58回ボートレースクラシックについては、こちらの記事をご覧ください。

アクセスは、レース開催中なら京急・平和島駅、JR・大森駅から無料送迎バスが運行しています。その他にもワンコイン(100円)バスがあります。

周辺の観光&グルメスポットなどについては、こちらの記事をご覧ください。

平和島競艇場の特徴
平和島競艇場は、同じく東京に所在する江戸川競艇場・多摩川競艇場と比べて、年間来場客数が一番多く、売上も多いことから、大阪の住之江競艇場と並び「東のメッカ」と呼ばれることがあります。
格式あるグレードのSG開催が多く行われている競艇場です。
そんな平和島競艇場ですが、以下のような特徴があります。
特徴 | 傾向 | |
---|---|---|
コース | 斜行の禁止・競争水面が広い | インコースの信頼性が低い、センターのまくり・差しに注目 |
水質 | 海水のため柔らかく浮力あり | 体重のある選手が有利 |
水面 | 穏やかだが時間帯により干満差あり | 満潮時は水面がうねってスロー優位 |
風 | 春~夏は追い風、冬は向かい風 | 追い風では1コースからの逃げ、強風時は波巧者に注目 |
ボート | モーター交換時期は6月 | モーターの勝率、スタート展示に注目 |
それでは順番に見ていきましょう!
1コースの着順率
まず、平和島競艇場は、1コースの着順率が全国ワースト3に入るほど低いという特徴があります。
こちらはボートレース公式サイトデータ(2018/9~2019/8)より、時期別のコース着順です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
---|---|---|---|---|---|---|
3-5月 | 40.8 | 18.8 | 16.0 | 14.9 | 8.8 | 1.9 |
6-8月 | 46.0 | 18.4 | 11.5 | 13.5 | 8.9 | 2.6 |
9-11月 | 48.5 | 16.4 | 11.9 | 13.4 | 7.3 | 3.3 |
12-2月 | 47.3 | 15.3 | 13.3 | 14.2 | 8.0 | 3.1 |
1コースの1着率は年間41~48%ほどであり、1コースが強い大村競艇場の61~65%などと比べると、かなり低いことがわかりますね。
その分、センター勢の1着率が12~16%と高く、まくりが強い競艇場といえます。
6コースの1着率が全国の競艇場の中で1番高いため、高配当が飛び出す可能性も十分あり得ます。
これらの理由として、まず競争水面の広さがインの弱さの原因と考えられます。
また、バックストレッチ側での斜行が禁止となっているため、1マークで勝負が決まらず2マークで差し返されることも珍しくありません。
勝負がなかなか決まらず接戦になるため、着順率が突出しないとも言えますね。
コースの特徴
平和島競艇場は、第1ターンマークと観客席側との幅が狭く、スタート時インの1号艇は2号艇に寄り添う感じで少し斜めに航走しなければなりません。
1号艇は、スタートが遅れると、隣の2号艇に絞られたり、センター艇の差し・まくりを決められる展開になってしまいます。スタートが決まっても、ダッシュの4号艇や5号艇が行き足を伸ばしてきて第1ターンマークを先に旋回した場合、まくらせないよう牽制しなければならず、失敗すれば他艇に差される展開もあります。
スリットが6艇差のないスタートでなければ、このような展開になって6コースからでも差されやすくなり、6コースの勝率が高い原因にもなっています。
いくつかモーターでずば抜けて良いものがあるため、A級選手がそれを使用していた場合、スタート力やテクニックで、大外からのまくり・まくり差しがあり得ます。
有力選手が5コースや6コースに配置されている時は注目で、大穴を的中できるかもしれませんよ。
水面の特徴

平和島競艇場の水質は、勝島南運河を利用した海水です。
海水は淡水よりも柔らかいため浮力がつきやすく、体重が少し重くてもスピードが出るという特徴があります。
水面は運河を利用したものですが、東京湾から波が流れ込むことはなく、比較的穏やかです。
風の影響
平和島競艇場における最大の波乱要因は風になります。
まず、海に近いため季節風の影響を受けやすいですが、バックストレッチ側にマンション群が建ち並び、その建物の間が風の抜け道となって、ビル風が水面上に流れ込んできます。
そうなると強風を生みやすくなってきます。
風の日の予想
強風によって水面に波が立った場合、ターンマーク付近が波立ってターンがしづらくなり、選手は慎重に旋回することになります。
しかし、慎重に旋回しすぎると差されてしまうこともあり、強気の選手だと外から握ってまくるということもありえます。
ただ、強風のなかで波が立っている状態で握っていくと、艇が大きく流れるリスクもあります。
天気が良好でも、風速が10m超・波高10㎝といった水面コンディションがあり得る競艇場なので、そのような状況では地元選手といえども安定的な航走は難しく、走り慣れていない選手では余計にそうなります。
追い風か向かい風か
平和島競艇場は、春~夏にかけては追い風、冬場には向かい風となります。
的中の確率を上げるため、風速と波高、そして追い風か向かい風かは確認しておきましょう。
満潮時には水面にうねりが発生しますが、風が強い日にはその影響も大きくなります。
安定板使用時の予想
強風の場合には安定板使用レースになることがあるので、この点もレース前に気にしておくべきでしょう。
安定板を使用するとまくりが難しくなることからイン有利と言われますが、同場ではあまり関係ないかもしれません。
むしろ、波乱を見込んで荒れ目の狙う楽しさが出ます。
予想ポイントまとめ
平和島競艇場は、コース別着順率からも分かる通り、1コースの信頼度が低くセンター勢が強いという特徴があります。
選手・モーターなどの情報をしっかり頭に入れ、展開を予想して買い目を決めたいですね。
また、バックストレッチ側の斜行が禁止されていることから、1マークを周った時にインを取った艇が2マークで差しやまくり差しを決める・・・といったレース展開が予想できます。
このことから、センター勢にまくりを得意とする選手がいた場合には要注意です。
また、アウト勢にベテラン選手やモーターの調子がいい選手がいた場合にも、平和島競艇場であればチャンスが大きいと言えます。
一方で、満潮時はインに有利な条件となるため、潮汐表のチェックも忘れずに!
また、風の状況次第では展開を読み解き難くなるため、注意しましょう。
企画レース「Afternoon Pleasant Race」
平和島競艇場では、「Afternoon Pleasant Race」という、A級選手をインに配置・他艇にB級選手を配置するという企画レースが開催されています。
他場の企画レースと同様、当てやすいように階級がはっきり分かれているため、実力があるA級選手が1号艇で逃げる決着がほとんどです。
但し、水面のコンディション次第でA級選手といえど逃げが決まりにくく、荒れている時は外枠(特に6号艇)による波乱がある可能性を頭に入れておきましょう。
風や波があまり立っていない状況であれば、インのA級選手を軸に2着以降の展開をどうするか考えればいいですが、強風の場合などはA級選手でもスタート勘がズレたり、ターンが流れたりすることがあります。
B級選手でも2連率の良いモーターを使用していて展示が良ければ、舟券に絡んでくる可能性は高いです。このような状況の場合、穴目を狙っても面白いかもしれませんね。
平和島ポイントクラブ
平和島競艇場には「平和島deポイントクラブ」というポイントクラブが設けられています。
電話投票やインターネット投票で舟券を購入することでポイントが貯まるシステムですが、詳しくは以下の記事でまとめています。

開催日程
平和島競艇場のレース開催日程は、こちらから見ることができます。
⇒開催日程|ボートレース平和島
※2ヶ月先までの開催日程詳細を確認できます。
平和島競艇場は、開設当初は大森競走場と呼ばれ、東京23区が運営していましたが、収益が上がらないため撤退。現在は、東京都府中市が単独で施行者になっています。
予想・オッズ情報
平和島競艇場のレース予想やオッズ情報は、こちらから見ることができます。
⇒ボートレース平和島オフィシャルサイト
※出走表のPDFファイルをダウンロードすることもできます。
ライブ動画・リプレイ&レース結果
平和島競艇場のリプレイ、レース結果はこちらから見ることができます。
⇒レースライブ&競技情報|ボートレース平和島
※動画ページからはオッズ・直前予想ページにもアクセスできます。
その他の施設情報
平和島競艇場は、1階と3階が一般席、4階が指定席になっています。
なお、キッズルームも備え付けられていますので、お子さん連れの方でも安心ですね!
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