この記事では、競艇界の女子トップレーサーの1人である田口節子(たぐち せつこ)選手について取り上げます!
この記事では、トップ女子レーサーの一人であり、女性選手として初の24場制覇を達成した田口節子選手について紹介していきます!
田口節子選手について
田口節子選手は1981年生まれ。
出身は岡山県で、岡山県立芳泉高等学校を卒業していますが、この学校はなんと偏差値が65もあり、進学校として有名です。
学生時代はバスケなどに打ち込んでいましたが、あるとき「ボートレースの試験を受けてほしい」と父親に言われました。
実は、田口選手のお父さんは、大の競艇好きだったのです。
当時のボートレース試験の倍率は10倍超と狭き門でしたが、ためしに受けてみたところ、なんと合格。高校卒業後に養成所に入り、無事に卒業しました。
登録期は85期で、登録番号は4050。
1999年11月、一般戦でデビューしますが、わずか1ヶ月後の12月には、児島競艇場にて初勝利を収めました。
2005年5月24日、常滑競艇場にてSG初出場。
2011年3月には、第24回JAL女子王座決定戦競走(現レディースチャンピオン)でG1初優勝。なんと翌年も優勝して、2連覇を達成します!
その後、2021年・2021年にかけて、クイーンズクライマックスでも2連覇。
2021年に福岡のG3で勝利した際には、女性レーサー初の24場制覇でも話題になりました。
近年の女子賞金ランキングでは常に上位にランクインしており、トップ女子レーサーとしての地位を不動のものとしています。
女子戦のみではありますが、これまでG1優勝を4回達成している田口選手。SG優出経験はありませんが、今後に期待です。
岡山支部には女子レーサーが多い
田口節子選手が所属しているのは、岡山支部。
岡山支部は、他支部と比較して女子レーサーが多く在籍していることで知られています。
田口選手の他にも、
- 寺田千恵
- 守屋美穂
- 福島陽子
- 森岡真希
- 金田幸子
- 土屋南
- 安井瑞紀
など、多くの選手が活躍しています。
ちなみに、田口選手が弟子にしている選手は2名おり、1人は同じ岡山支部の樋口由加里選手。もう1人は、徳島支部の赤井睦(むつみ)選手です。
両名とも、第一線で活躍する田口選手の弟子の女子レーサーということで、今後の活躍にも注目です。
「ギャラクシークイーン」と呼ばれる理由
田口節子選手は「ギャラクシークイーン」と呼ばれていますが、これは2012年にファンからの公募でつけられた愛称です。
田口選手が登録している85期は、銀河系軍団と呼ばれており、第一線で活躍している選手が多く在籍しています。
選手のウェアにも「銀河系軍団」とプリントされているので、知っている方も多いかと思います。
その銀河系軍団の中でも、田口選手は女子レーサーとして第一線で活躍。
まさに「銀河系軍団の女王」であり、「ギャラクシークイーン」というあだ名がぴったりですね!
元旦那は同期の田中健太郎選手
そんな田口節子選手ですが、2014年11月に同期の田中健太郎選手と結婚。
2015年の春にはお子さんが誕生しています。
結婚した場合、女性が姓を変えることが多いですが、このカップルは田中健太郎選手が苗字を変更しました(但し、レースでは旧姓「田中」を使用)。
2016年には離婚
お子さんも誕生したものの、この2人は、残念ながら2016年に離婚しています。
離婚のきっかけとなったのは、夫の田中健太郎選手の窃盗騒動でした。
田中選手は2015年、コンビニに停めてあった女性の自転車のカゴから、女性ものの洋服を窃盗した疑いで逮捕。
結局、田中選手は事件から約2ヶ月後に復帰していますが(被害者と和解なりがあった模様)、田口節子選手とは離婚に至っています。
田中選手は犯行時、酒に酔った状態だったようでしたが、妻側からすると理解できない行動だったに違いありません。
結婚生活はわずか2年と、かなり短い期間となってしまいました。
その後、田口選手はボートレーサーとして大活躍しながら、女手1つでお子さんを育てています。
田中健太郎選手は引退
なお、選手復帰後の田中健太郎選手は、2022年には引退していることが明らかになりました。
田口節子選手との離婚は2016年なので、窃盗事件や離婚が直接の原因で引退となったわけではなさそうです。
実は、復帰後の田中選手は不振が続き、2021年にはB2に降格。上位ランクに復帰することもかなわず、ついに引退に至ってしまったようです。
窃盗事件で少しレースから離れていた時期もあり、思うような成績が残せなくなってしまったのかもしれませんね。
プライベートは波乱万丈ですが、女子トップレーサーとしてキャリアを積み上げてきた田口節子選手。今後の活躍に要注目です!!