
デビュー時から史上初の母娘レーサーとして注目され、2019年には最年少で賞金女王の座を手にした大山千広選手。
そんな大山選手ですが、2023年9月に下関で開催されたヤングダービーを最後に、長期欠場に入っていました。
欠場については様々な憶測がありましたが、産休だったことが判明。
2025年9月に開催された「スポーツ報知杯」(唐津・一般戦)でファン待望の復帰を果たしました!
お子さんの父親が誰なのかは気になるところですが、今後はママさんレーサーとしての活躍が期待されます!!

この記事では、「史上初の母娘レーサー」「競艇界のニューヒロイン」として話題になった大山千広選手について、詳しく解説していきます!
大山選手のプロフィール
大山選手は1996年2月生まれ、身長161センチ。
出身は福岡県飯塚市であり、所属は福岡支部です。登録期は116期で、登録番号は4885。
ファンからは、ちーちゃんなどと呼ばれて親しまれています!
師匠は、同じ福岡支部の川野芽唯選手(100期、平高奈菜選手などと同期)。
大山選手は、高校卒業後、母親の影響もあり、競艇の世界に入ることを決意。地元・福岡のボートレーサー養成所を卒業後、2015年5月に「九州プロレス杯」でデビューしました。
初の母娘レーサー、かつキュートな美人ということもあり、大きな注目を浴びましたが、新人を簡単に勝たせてくれる世界でもなく、デビューから1年ほどは勝てない時期が続きました。
そして迎えた、2016年の「熊本地震被災地支援 オールレディースJALカップ」(G3、若松競艇場)。
なんとこの試合は、母親の大山博美選手(当時)が1号艇で、母子対決でした!
その時の映像はこちらです。
結果は、大山選手が4カドから鮮やかな「まくり」を決め、見事に初勝利!水神祭となりました。
これまでに母子対決は3回あったそうですが、母親を破ってついに初勝利を挙げたこのレース。
普段、ほとんど褒めてくれることのない母親から「おめでとう」と言ってもらい、とても嬉しかったと大山選手は振り返っています。
母親の背中
大山選手は、シングルマザーだった博美さんに、女手一つで育てられたそうです。
博美さんは競艇選手として各地を飛び回っており、幼い頃は一人で寂しい思いもしたようです。しかし、そんな母親への憧れもあり、自らも競艇選手の道を選びました。
大山選手は、中学・高校は陸上競技に打ち込んでいましたが、高校卒業の際、競艇選手になりたいと博美さんに打ち明けたそうです。
その時、博美さんは、賛成も反対もしなかったとか。
母親の博美さんとしては、自分の背中を見て育った娘の気持ちが嬉しかった半面、厳しい世界であることは自分が一番よく知っています。そのため、進んで娘の背中を押すことができなかったのかもしれません。
ちなみに、大山選手が養成所にいるとき、一度だけ弱音を吐いた手紙が来たことがあったそうですが、その際には娘を励まし、「自分の時はもっと厳しかった」という話をしたそうです。
なお、博美さんは、2018年にレーサーとしての現役生活にピリオドを打ち、引退しました。
2019年に賞金女王を獲得
母親が現役を去り、一人になってからの大山選手の躍進ぶりは、目を見張るものがありました。
2018年9月のヤングダービーでG1初出場・初優出。11月の「オールレディース 第30回瀬戸の女王決定戦」(G3)で優勝するなど、2018年の最優秀新人に選出されました。
翌2019年は、5月のボートレースオールスターに第4位の得票数で選ばれ、SG初出場。8月のレディースチャンピオンは初出場で史上最年少の優勝を飾りました(23歳6か月)。
結局、2019年は獲得賞金総額が5,600万円を超え、賞金女王となりました。優秀女子選手にも選ばれ、一躍ボート界のニューヒロイン、アイドルレーサーとして有名になりました!
なお、世間からは美人ボートレーサーともてはやされていますが、実際には大山選手は実力派のレーサーであり、特に男子に勝ちたいという思いが強い選手です。
男子に勝つことが目標
あるインタビューで大山選手は、「男子に勝つことが目標」と話していました。
ボートレースは、女子選手には体重が軽いというアドバンテージはあっても、筋力面などから男子と比べるとどうしても女子が不利。
しかし、競艇は男女が一緒に試合をして、女子が勝つことができる数少ない競技であり、そこが魅力だと語っていました。
昔、母親の出たレースを見ていて、男子に勝ったレースは恰好いいなと思っていたそうですが、自分にとってそれが現実味を帯びてきたのは、A級に上がってからだと言います。

2022年のボートレースクラシックでは、遠藤エミ選手が女子選手初のSG制覇を達成。大山選手にも、近い将来にSG優勝を達成してほしいところですね!
骨折からの復帰と長期欠場

2019年の大活躍を経て、迎えた翌2020年8月のレディースチャンピオン。
賞金女王は「2度・3度取って、ようやく本物、皆に認められる」とのことで、レディースチャンピオンでも連覇を狙いますが、第6レースで痛恨のフライング。
大山選手は、フライング持ちでもトップスタートを決める思い切りの良さがありますが、その後もたびたびフライングを起こしています。
2022年3月には、コンマ02のスリットオーバー。F2となり、60日間のフライング休みに入り、得票数が多かった5月のボートレースオールスターには出場できませんでした。
また、2022年10月、丸亀のレースで、2周目1マークで他艇と接触。バランスを崩したところに後続艇が追突して落水失格。骨盤骨折の重傷を負ってしまい、その後しばらくリハビリをして過ごしていました。
2023年2月、レディースオールスター(蒲郡)で4か月ぶりに復帰。ファン投票2位と、相変わらずの人気ぶりを見せつけました(1位は守屋美穂選手)。
レース勘は戻っているのか?という声もありましたが、2023年4月には山口新聞社杯争奪戦とミッドナイトボートレースで優勝!(いずれも一般戦)
しかし、2023年9月に下関で開催されたヤングダービーを最後に、長期欠場に入ってしまいました。
ママさんレーサーになって2025年9月に復帰!
大山選手の長期欠場については様々な憶測があり、ファンから心配されましたが、2025年8月に本人から以下のコメントがあり、産休・育休だったことが明かされました!
そして、2025年9月に開催された「スポーツ報知杯」(唐津)で復帰を果たしました。
3日目9Rでは、3コースからまくり差しを決め、2023年9月12日以来の勝利。その後、準優戦まで進出しました(準優戦では4枠から3着で優勝戦は進出ならず)。
なお、2025年10月の「ヴィーナスシリーズ第15戦スポニチ杯」(芦屋・一般戦)でも準優戦まで出場。長期離脱から復帰直後とは思えない走りっぷりを見せています。
次は12月下旬の「備南ボートレース事業組合50周年記念競走」(児島・一般戦)に出場予定です!
削除済みのインタビュー動画
復帰直前の2025年8月末、ボートレース福岡が独占インタビューの動画をアップしました(その後、動画は削除)。
その動画では、結婚はしておらず、シングルマザーであると語っていました。
今後、子供については母にお願いする予定だが、母も芦屋での解説の仕事がある時期は朝早く、保育園に預けることもできないため、自分の仕事を調整する必要がある、とのことでした。

子供のお父さんとは同居していないということみたいですね。
長期欠場前の最後のレースが2023年9月のヤングダービーだったのは、30歳という年齢制限があるレースにつき、区切りにしようと思ったそうです(ただ、準優にも乗れず不完全燃焼)。
その1年後の2024年9月に出産、そして子供が1歳になる2025年9月に復帰を決めたとのこと。
ファンの心配の声は聞こえていたが、競艇選手は芸能人と違ってプライベートな状況を対外的に発表するようなシステムはないため、(SNSもやっておらず)どう発信するか難しかったとか。。
妊娠について一番に報告したのは母、選手では土屋南・勝浦真帆選手ら。
出産後、沢山の選手が祝福しに来てくれたが、一番よく来てくれたのは森田梨湖選手と井上美都選手。
この2人や師匠・川野芽唯選手のレースなどもよく見ており、家で森田選手らとレースのふり返りなどをよく一緒にして、ボートレースから完全に離れていたわけではないとのこと。
お子さんは予定より1か月半ほど早く生まれ、NICUに入っていたため、最初の1ヵ月は子供と離れて暮らしていたそうです(今は大きく元気に育っている)。
母親になって、自分の時間はなく、大山選手にとって一番大事な睡眠時間も取りにくいなど、想像していたより大変だったが、不思議とできるようになった、母親とはすごい、とコメントしていました。
子供の父親は誰?
インタビュー動画でも子供の父親が誰かは明らかにしていませんが、産休前の2023年8月の勝利者インタビューの際、大山選手の左薬指に指輪が光っていたことが話題になっていました。
当時、有力候補として、羽野直也選手(114期・福岡支部)や鈴谷一平選手(116期・兵庫支部)の名前が噂されていましたが、同期の鈴谷選手が有力なのではないか?などと言われていたようです。
ただ、現在はシングルマザーとしてお子さんを育てられているとのことで、公式発表は今後もないのかもしれません。
2026年1月には、ボートレースびわこでトークショーを行った大山選手。
「家とレース場の切り替えはできる。今までは一杯一杯だったが、逆に一歩引いて物事を見られるようになった。」とコメントしていました。
遠藤エミ選手のようにSGで活躍したい、A1級への復帰には時間がかかるため、早く優勝したいとのことでした。

ママさんレーサーになり、また一皮剥けた感じがある大山千広選手。大人気女子レーサーの復活は、競艇ファンにとって嬉しいですよね!引き続き注目していきたいと思います。

