競艇選手になるために必要な条件を解説していきます。
まず、競艇選手になるには競艇場へ履歴書を持って行くわけではなく、専門学校へ行き資格検定試験に合格する必要があります。
しかし、競艇選手になるためには色々な条件があるため、誰もが目指せるというワケではないんです。
競艇選手になるには?
競艇選手になるには、資格を取得する必要があります(国家資格)。
この資格については誰でも試験を受けることができるのですが、競艇選手の養成学校である「やまと学校」で訓練を受けた者でなければ合格は難しいと言われています。
つまり、独学で取得することは極めて難しいということ。
そのため、競艇選手になる人たちは皆「やまと学校」で訓練を受けて卒業しているんですよ。
競艇選手になるまでのプロセスをまとめると、このような感じになります。
- やまと学校で訓練を受け、必要な知識と肉体を身につける
- 資格検定試験に合格し、国家資格を取得する
- 競艇選手としてデビュー
身近なところで置き換えると、車の免許を取るために自動車学校へ行く・・・といったイメージに近いですね。
学校の生徒募集開始時期
やまと学校の生徒募集は年に2回。
時期としては1月4日~3月の1週目くらいまでと、7月1日~9月1週目くらいまでの2期で募集がかかります。
受験するための願書を出すのと同じですので、締め切りには注意して余裕をもって申請した方がいいですね。
募集条件について
冒頭でも触れましたが、競艇選手になるためには色々な条件があり、誰もが目指せるわけではないんです!
やまと学校に入学するためには、8つの条件をクリアしている必要があります。
これには年齢や学歴、身体的なものまで幅広くあります。
やまと学校の応募資格
年齢
15歳以上30歳未満
学歴
入所日において中学校を卒業している
身長
175cm以下
体重
男子:47kg以上57kg以下
女子:42kg以上50kg以下
視力
両目とも裸眼で0.8以上
※コンタクト・フェイキックIOL「有水晶体眼内レンズ」手術は不可
弁色力
強度の色弱でないこと
聴力その他の健康状態
選手養成訓練を行うのに支障がない
その他
禁錮以上の刑に処せられた者及びモーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者、成年被後見人又は被保佐人、選手養成訓練中に成績不良又は素行不良により養成を取りやめられた者、反社会的勢力との関係が疑われる等モーターボート競走の公正を害するおそれがあると認められるに足りる相当の理由のある者のいずれにも該当しない
※引用元:ボートレーサー養成所|募集要項
スポーツ推薦試験制度について
やまと学校では、スポーツ推薦試験制度が導入されています。
これは応募資格をクリアしていることを前提とし、中学・高校・大学などにおけるスポーツ活動で優秀な成績をあげた方が対象になります。
(※対象競技は不問とされています)
まとめ
競艇選手になるためには多くの条件をクリアし、高い倍率をくぐってやまと学校へ入学する必要があります。
また、やまと学校は規則や罰則が厳しく、あまりに成績が悪いと退学ということもあるようです。
そして、資格を取得して晴れて競艇選手になったからといって、選手の誰もが稼げるワケではありません。
好成績の取り続けなければ競艇で生活していくことは難しく、賞金ランキング上位の選手になれるのはほんの一握り。
常に命がけの競技ということも踏まえて、競艇選手を目指すかどうかを決めるのがいいと思います。
★競艇選手の年収についてはこちらの記事
⇒競艇選手の年収はどれくらい?最低年収や主な収入について
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