四国地区選手権競走は、毎年2月に開催される「地区選手権競走」の1つで、競艇のG1レースです。
2024年は、2月11日(日)~16日(金)にかけて、「ボートレース丸亀」で開催されました。
この記事では、四国地区選手権のレース概要や過去の優勝者、直近開催の結果などについてご紹介します。
四国地区選手権競走
毎年2月上旬に実施される「地区選手権競走」は、全国を6地域に分けて、それぞれ別日程で日本各地で6つのレースが開催されます。
※地区選手権競走の概要、予想ポイントなどは下記の記事をご覧ください
四国地区選手権は、徳島支部・香川支部2支部の選手が参加。
開催場は、鳴門競艇場(徳島)・丸亀競艇場(香川)のどちらかで開催されます。
他の地区選手権と異なり、徳島・香川の2支部のみの参加になるため、両支部のタイマン勝負が見どころの一つでもあります(最近11大会の優勝者は、香川3回、徳島8回)。
また、かつて艇王・植木道彦の最大のライバルであった「水上の人間国宝」中道善博選手を筆頭に、そうそうたるメンバーがいた四国地区ですが、最も選手数が少なく、B1級・A2級の選手も出てきます。
2024年は、50名の参加選手のうち、A1級選手が25名、A2級選手が23名、B1級選手が2名でした。
過去5年の優勝者
過去5年の四国地区選手権競走の開催レース場と優勝者は以下の通りです。
開催回 | 開催レース場 | 優勝者 |
2024年(第67回) | ボートレース丸亀 | 田村隆信 |
2023年(第66回) | ボートレース鳴門 | 中村日向 |
2022年(第65回) | ボートレース鳴門 | 山田祐也 |
2021年(第64回) | ボートレース丸亀 | 興津藍 |
2020年(第63回) | ボートレース丸亀 | 中岡正彦 |
2024年の優勝者は田村隆信選手!
2024年(第67回)の四国地区選手権は、田村隆信選手が優勝し、第52回・第60回に続いて3回目の四国チャンプとなりました。
2月16日(金)に行われた優勝戦は、以下のメンバーで争われました。
- 近江翔吾(香川支部)
- 林美憲(徳島支部)
- 山田祐也(徳島支部)
- 田村隆信(徳島支部)
- 松尾夏海(香川支部)
- 中村晃朋(香川支部)
単騎6コースに入った3号艇・山田選手が好スタートを決め、豪快にまくって出たものの、インの近江選手が応戦して先マイ。
バックストレッチでは、近江選手、まくり差した田村選手、5号艇の松尾選手の3艇が併走する形になりましたが、2Mを周ったところで田村選手が差して前に出て、そのまま勝利。
今回、田村選手のモーターは2連対率28.8%とワーストに近いモーターでした。一方で、田村選手は出場メンバーで丸亀勝率(及び1着率)が最も高く、明らかに丸亀は得意にしています。
インタビューでは、「足は劣勢でしたけど、レースは足だけじゃないんでね。冷静に行けたぶん勝てたのかな」と話していました。
田村選手は現在45歳。「今年は結果を出していきたい。もう一度、グランプリにいきたい」と力強くコメントしていました。
なお、2着は1号艇・近江選手、3着は5号艇・松尾選手でした。3連単4-1-5は\25,200でした。
初日・2日目のドリーム戦
2024年の四国地区選手権のドリーム戦は、2月11日(日)12Rに「スマイル君ドリーム」、12日(月)12Rに「なるちゃんドリーム」が行われ、それぞれ以下のメンバーで争われました。
2月11日(日)12R「スマイル君ドリーム」:結果は1-2-3で、3連単¥770でした。
- 片岡雅裕(香川支部)
- 田村隆信(徳島支部)
- 重成一人(香川支部)
- 市橋卓士(徳島支部)
- 平山智加(香川支部)
- 山田祐也(徳島支部)
2月12日(月)12R「なるちゃんドリーム」:結果は1-5-2で、3連単¥9,020でした。
- 島村隆幸(徳島支部)
- 森高一真(香川支部)
- 林美憲(徳島支部)
- 近江翔吾(香川支部)
- 河野大(徳島支部)
- 石丸海渡(香川支部)