もし長い休みが取れて旅行に行く場合、競艇ファンなら観光を兼ねて一度行ってみたかったレース場で旅打ちを楽しみたいと思いませんか?
また、もし出張中に一日休みが取れたら行ってみたい競艇場があると思います。そして、レースは勿論ですが、競艇場周辺の名所を訪ねたり、地元の名店で名物料理に舌鼓を打つのは最高です。
一度は食べてみたい競艇グルメと共に周辺の名所や名物を共にご紹介したいと思います。
最初に紹介するのは日本で一番北にある桐生競艇場です。
遠いようですが関東の方なら都心から2時間程度で行けますから意外に近場です。最寄り駅はJR両毛線の岩宿駅か東武桐生線の阿佐美駅です。
特に桐生競艇はナイター開催ですから、早目に到着すれば充分観光もできます。そして、桐生競艇場は桐生市ではなく隣のみどり市です。
桐生競艇場周辺
2003年に桐生市が施行者から外れてしまい、桐生は名前だけになってしまいました。でも、文化の中心はやはり桐生市で、周辺の観光名所の多くは市内に集まっています。
桐生市は平成の大合併によってみどり市を挟んで東西に分かれ、飛び地になった珍しい形になっていますが、古くから絹織物の町として栄え、京都の西陣と並ぶ織物の町です。
歴史のある建物が市内に多い街
観光名所になってなくても市内には歴史のある古い建物が多く、歴史の重みを感じます。
特に絹織物の「絹撚記念館」は石造の洋風建築で市の重要文化財になっています(写真)。
このほかにも松本竣介と野田英夫のコレクションでは日本最大、ピカソ、ミロ、ルオーなどの西洋美術も所蔵する「大川美術館」、そのほか桐生が丘動物園、カリビアンビーチ、ぐんま昆虫の森などの施設がありますが、旅好きで、しかも鉄道が好きならば是非乗ってみたいのが「わたらせ渓谷鉄道」(写真)。
桐生を起点に栃木県の足尾(終点は間藤)までの伸びる旧足尾線です。トロッコ電車に乗って半日のんびりするなら最高です。特に、紅葉の時期ならば景色は絶景なのでぜひタイミングを合わせて観光してみてください。
少し足を伸ばせば観光地が一杯
また、少し足を延ばせば隣の足利には藤で有名な「あしかがフラワーパーク」があります。
藤の季節でなくても冬のイルミネーションは素晴らしく、日本三大イルミネーションの一つになっています。
また、映画好きには『スマホ拾っただけなのに』(中元雄監督、2019年)の舞台になったのが桐生市です。映画の聖地巡礼も楽しい旅の一つですね。
また、今は本社を移転してしまいましたが、パチンコメーカーの「平和」、平和から独立した毒島邦雄氏が設立した「SANKYO」もかつては桐生に本社がありました。
因みに桐生のエース毒島誠選手も桐生の出身です。更に、たこ焼きチェーンの「築地銀だこ」の(株)ホットランドの本社もかつては桐生市にありました。
ソースカツ丼とひもかわうどん
そして、ご当地グルメと言えば「ソースカツどん」。
福井県の三国競艇場でも名物になっていますが、どちらも発祥の地と言っているので、是非食べ比べてください。
更に、桐生には驚くほど幅の広い「桐生うどん」があります。桐生は小麦の生産が多いことから昔からうどんの生産が盛んです。
特に煮込みうどんの「おっ切込みうどん」が有名です。一般的にこのような平打ちうどんを「ひもかわうどん」と呼んでいますが、桐生には幅が15センチもある平打ち麺(写真右)があります。
また、桐生競艇場にはフードコートがあり、辛みそラーメンの「秘伝」やたこ焼きの「銀だこ」の様な人気チェーンも10数件入っています。
でも、桐生に来たら食べたいのが、ソースかつ丼(写真)。ソースカツ丼の発祥の地に名乗りを上げているくらいですから、味は保証つきです。フードコートの中では「コメ蔵」で食べられます。
また、ご当地出身のスポーツ選手は、競艇の毒島選手ばかりでなく、プロゴルファーの中島常幸選手や西武ライオンズの渡辺久信選手らがいます。
芸能界では女優の篠原涼子、歌手の安田祥子、由紀さおり姉妹が桐生市の出身です。
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