日本で最初に認可を受けたのが津競艇場です。初レースは競艇発祥の地と言われる大村競艇場に遅れること3カ月、1952年7月のことです。
最初は今とは違う岩田川の河口にありましたが、1969年に現在の三重県津市藤方に移転しました。岩田川時代は、近くに漁船が通るとうねりが出来て苦労したという逸話が残っています。
また、お隣の鈴鹿市には日本初の完全舗装のカーレース場「鈴鹿サーキット」がありますが、出来たのは津競艇場が出来て10年後のことです。そんな津市や周辺の観光スポットやグルメを紹介しましょう。
日本有数の観光県・三重県の公営競技場
津競艇場までのアクセスは、JR紀勢本線、名鉄名古屋線の津駅や名鉄名古屋線の津新町駅から無料送迎バス(20分程度)が運行されています。名古屋からは名鉄特急で約50分、大阪からは近鉄特急で約90分。
競争水面はプールで、水質は海水、または汽水。レースは季節風の影響を受けることが多く、時には10メートルの強風が吹くこともあり、東海地区では一番の難水面と言われています。
ウナギの消費量日本一、今は津ぎょうざで有名
津競艇場には、人口当たりのうなぎの消費量日本一の津市にふさわしく、場内でもうなぎの「ひつまぶし」が600円で食べられます。
また、マスコットキャラクターの恐竜「ツッキー」を模ったツッキー焼(100円)も売っています。形はいささか不格好ですが、是非食べていただきたい一品です。
また、津は「天むす」発祥の地と言われ、小さめのおにぎりの上に小海老の天ぷらが乗っているもので、登録商標にもなっているご当地グルメです。
津名物 津ぎょうざ
また、最近は餃子の町としても有名で、通常の餃子よりジャンボサイズの揚げ餃子「津ぎょうざ」がB級グルメとして名物です。そして、もしレースで大金が手に入った折には全国的に有名なご当地ブランドの松坂牛のステーキを是非ご賞味ください。お土産には市内にある蜂蜜まん本舗の「はちみつまんじゅう」がお勧めです。
「鳥羽水族館」と「志摩スペイン村」
それでは観光スポットをご紹介しましょう。
三重県一番の観光地は伊勢市にある伊勢神宮、そして真珠で有名な鳥羽市の「ミキモト真珠島」と日本一の規模を誇る「鳥羽水族館」(鳥羽駅から徒歩10分)です。そして、志摩市にはスペインをテーマにしたリゾート「志摩スペイン村」内のテーマパーク「パルケエスパーニャ」(近鉄鵜方駅からバスで13分)があります。
「鈴鹿サーキット」と「なばなの里」
また、車やバイクの好きな方なら一度は行ってみたいのが、冒頭にもご紹介した鈴鹿市の「鈴鹿サーキット」(近鉄白子駅からバスで20分)です。
遊園地や温泉施設もあり、レースのない日はコースをゴーカートで走ることも出来ます。更に、桑名市の花と緑のテーマパーク「なばなの里」(近鉄桑名駅からバスで10分)は日本最大級の花広場がまさに圧巻。また、冬のイルミネーションは全国的にも有名です。一度は見る価値がありますので機会があればぜひどうぞ。
「ナガシマスパーランド」と「三井アウトレットパーク」
車でお出かけの方や時間に余裕のある方ならユネスコの世界遺産にも指定されている「熊野古道」を歩いてみるのもいいでしょう。
「道の駅 海山」を拠点とする馬越峠コースは、尾鷲ヒノキの林の中に石畳の道が続く、趣きあるウォーキングコースです。
更に温泉リゾートならば長島温泉の「ナガシマスパーランド」(近鉄桑名駅からバスで20分)がおすすめで、日本最大級のスケールで満足すること間違いなし。
また、直ぐ近くには「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」があります。
肉まん、あんまんとベビースターラーメン
また、津市内に本社を置く企業は、肉まん&あんまんの井村屋、ベビースターラーメンのおやつカンパニーなどが有名です。
なお、市内には工場と一体化したテーマパーク「おやつタウン」が昨年オープンしました。津市出身のスポーツ選手は、元横綱双羽黒で、元プロレスラーの北尾光司さん、元大関琴風の尾車親方、女子レスリング五輪三連覇の吉田沙保里さんがいます。