競艇では、レースが始まり選手がピットアウトしてくる時に、ファンファーレが流れます。
予選と優勝戦で違うファンファーレが流れていることに気付かれている方も多いでしょう。
実は、SG・G1などのグレードレースでは、また別のファンファーレが流されているんです。
この記事では、そんな競艇のファンファーレについて詳しく解説します!
かつては、さだまさしさんが作曲したファンファーレも使われていました!!
競艇のファンファーレは全10曲!
現在、競艇で使われているファンファーレは、2010年6月から使用されています。
全て独自に作曲されたもので、全部で10種類。
なお、ファンファーレには曲名が付けられていません。そのため、主催者側でどう呼んでいるかは不明ですが、10種類のファンファーレは以下のように使い分けられています。
- G3と一般戦の予選
- G3と一般戦の優勝戦
- G1とG2の予選
- G1とG2の優勝戦
- SGの予選
- SGの優勝戦
- 新鋭リーグの予選
- 新鋭リーグの優勝戦
- 女子リーグの予選
- 女子リーグの優勝戦
現在のファンファーレの作曲者は誰!?
それでは、これらの曲の作曲者は誰なのでしょうか?
現在のファンファーレの作曲者は、マツオカヒロタカさん、高橋千佳子さん、延近輝之さんの3名です。
3人とも音楽界の裏方に徹していらっしゃる方達であり、知名度は高くはないかもしれませんが、いずれもCMやアニメ、ドラマや映画などでBGMや音楽を手掛けられている方です。
マツオカヒロタカさん
まず、1~4の、G1・G2・G3・一般戦の予選・優勝戦は、マツオカヒロタカさんという方の作曲です。
多くのCMソングを手掛けている方であり、マクドナルドのCMソングはほぼ全てがマツオカヒロタカさんの作曲だとか。
なお、どちらかと言うと、作曲家というより音楽プロデューサーとして活躍されている方のようです。
高島千佳子さん
次に、5~6の、SGの予選・優勝戦は、高島千佳子さんという方の作曲です。
TVのCMソングを数多く手掛けていることで有名な方のようですね。
延近輝之さん
その他、7~10の、新鋭リーグ・女子リーグの予選・優勝戦は、延近輝之さんという方の作曲です。
延近さんは作曲家兼編曲家ですが、実に多くの分野の音楽に関わっておられる方です。
ドラマ音楽、映画音楽、 ドキュメンタリー音楽、アニメ音楽、各種のテーマ音楽、CMソングなどなどを作曲しており、フジテレビでやっていた「SMAP×SMAP」のBGMも手掛けられたそうです。
さだまさしさん作曲のファンファーレ!
なお、過去に使われていたファンファーレは、SG・G1の予選が城賀イサムさん・一般戦の予選が佐伯亮さんの作曲。
また、SG戦・G1戦・一般戦の優勝戦に使われていたファンファーレの作曲者は、あのさだまさしさんが作曲されたものでした!
なんとも荘厳で、格好いいですよね!!
このさだまさしさん作曲のファンファーレは、モーターボート競走法制定40周年記念に使われるようになりました。
1991年6月の第1回グランドチャンピオン決定戦から、2010年5月まで、約19年の長きにわたり、このファンファーレは使われ続けてきました。
残念ながら現在の競艇場では聞くことができませんが、非常に長期間にわたり使われていたこともあり、昔からの競艇ファンにとっては非常に耳馴染みのあるファンファーレです。
サウンドトラックCDもあり!?
なお、競艇のファンファーレの音源は、グッズとして販売されていたサウンドトラックCDである「モーターボート レーサーインストゥルメント」に収録されていました。
このサウンドトラックは、シリーズとして何作か出ており、特定の選手のイメージ曲やファンファーレなどが収録されていました。
しかし、現在は販売やプレゼントなどはされていないようです。
メルカリなどのフリマサイト、ヤフオクなどのオークションサイトでたまに出品されているのを見かけることはあるので、興味がある方は探してみてはいかがでしょうか!?
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