この記事では、競艇におけるナイターレースの概要・予想のポイントなどをまとめています。
仕事終わりに、競艇場でナイターを見ながらビールで一杯・・・というのも良いですね!
ナイターレースの概要
「ナイター」と聞くと、野球のナイターのように、夜に開催されていることをイメージするかもしれません。
しかし、競艇のナイターは、昼下がりくらいの時間から行われています。
例えば、大阪の住之江競艇場では、年末年始を除く通年、「住之江シティーナイター」が実施されています。
季節によって多少の変動はあるものの、1Rのスタート展示が15時から、発売締切予定が15時20分あたりといったイメージです。
最終12Rは、発売締切予定が20時45分あたりです(およそ25分で1Rが行われる計算)。
ナイターを開催すると、仕事終わりのお客さんの需要などを取り込むことができるため、競艇場の売上増加につながると言われています。
ナイターレース予想のポイント
上で書いた通り、ナイターと言っても開始が15時くらいからなので、日があるうちは通常のレースと特に違いはありません。
そのため、日があるうちは、その競艇場の基本的な特徴を頭に入れて予想すればOKです。
各競艇場の基本的な特徴については、こちらの記事をご覧ください。
ナイター特有の事情を考えなければいけないのは、日が沈んでからになります。
日が沈んで、照明が付いてからの競艇場は、選手にとって大きく環境が変わります。
まず、物理的に暗く、大時計などが見にくくなるため、レース結果に大きく影響するスタートの難易度が上がります。
日があるうちでもスタートがイマイチだった選手は、さらに条件が悪化するため、思い切って予想から外すことも考えるべきでしょう。
次に、人間も動物ですので、動体視力を始めとする暗い中での活動能力は、やはり年齢を重ねるとともに衰えていくと考えられます(野球のイチロー選手も、さすがに引退間際はボールが見えなくなっていました)。
そのため、ナイターでは、選手の年齢も通常のレースよりは重視すべきと言えます。
また、当地のコースの特性を熟知していて、ナイターに慣れているかどうかも重要です。
そういう意味では、地元選手が有利と言えそうです。ただ、地元選手でなくても、今節の最終日だったりすると、良い選手であればナイター環境にアジャストしてきている可能性もあるので、一概には言えません。
ナイターは、選手のみならず、モーターにも影響を与えます。
日が沈んで気温が下がってくると、特に淡水ではモーターのパワーが落ち、モーター性能の違いが試合結果に如実に表れてくると言われています。このため、モーターの勝率もしっかり考慮に入れましょう。
以上のように、ナイターでは、選手個人の単純なスキルでは覆すのが難しい様々な制限が発生することから、もともと優位な1コース・インコースが勝つことが多いという傾向があります。
住之江競艇場を例に取ると、ナイターでなくとも、淡水につきレースではモーターの機力差が出やすいと言われています。また、水質がゴツゴツしていて乗りにくく、慣れていない選手は苦労しがちです。
そのため、ナイターでの特徴が増幅されていまう競艇場と言えるかもしれません。上で述べたようなナイターの特徴と、競艇場がもともと持っている特徴を合わせて考えて予想していきましょう。