今回は、競艇の単勝式について解説していきます!
単勝とは1位を当てる賭け方であり、当たる確率は1/6になります。
この記事では、競艇の単勝の買い方、また単勝で儲けることができるのかなどについて解説していきます!
競艇の単勝の買い方
公営競技のなかでは、競馬は1レースあたりの売上規模が大きいので、単勝を買われた経験のある方も多いことでしょう。
競馬以外の競輪・オートレース、競艇でも、もちろん単勝の投票券は売られています。配当金の発表時、単勝・複勝なども表示されていますよね。
ただ、競艇では、単勝はあまりメジャーではありません。
競艇場で、「単勝を買いたいけど、マークシートに単勝の欄がないんだけど・・・」と思った方は多いのではないでしょうか。
実は、単勝用のマークシートは別に用意されています。
大抵は窓口の近くなど、特定の場所にしか置いていないことが多いです。特に場外発売所ではマークシートがなかったりするので注意しましょう。
専用マークシートに記入後は、普通に自動発払機で買うことができます。
電話やネット投票であれば、簡単に単勝式の舟券を買うことができるので、買いたい場合はそちらの方が良いかもしれません。
かつては専用窓口を見つけるのすら困難!?
舟券は、現在は自動発払機による機械販売式ですが、昔は全て窓口で売られていました。
窓口で、「1-2を1000円、1-3を1500円」などと注文すると、目の前の表示機に組み合わせと金額が表示され、「これで良いですか?」と確認を受けて、お金を払って舟券を受け取っていました。
その後、専用用紙に書いて窓口に出す形になりましたが、窓口時代は同じような手順でした。
今の機械販売式でも締切前は混みますが、「そんな人力でやっていた頃って、締切前に混雑して舟券が買えなかったのでは?」と思われるかもしれません。
この点、窓口は非常に沢山あったため、混雑して締切までに買えないということは、まずありませんでした。
むしろ、優に50以上の窓口があったため、「窓口時代の方が買うのは楽だった」と言う人もいます。
窓口の係の人は機械に打ち込むだけであり、確認が済むと、すぐに舟券が発行されてお金と交換、という具合でした(そして、締切になると一斉に窓口を閉める)。
しかし、そんな窓口販売されていたのは、連勝式の舟券だけでした。
単勝・複勝を買うには、場内に1か所だけあった単勝・複勝専用の売場窓口に行かなければ買えなかったのです!
場内に1か所しかないので、売場窓口を探すのが大変。全く見つからず、窓口で場所を教えてもらうことなどザラでした。
単勝は儲かるのか?
それでは、「単勝は儲かるのか?」について考えていきたいと思います。
冒頭で「単勝は1/6で当たる」と書きましたが、実は競艇では6艇それぞれが1着になる確率は同じではありません。
1コースの艇の勝率が最も高く、1コースの単勝は、おおよそ1/2で当たります。
もちろん、1コース勝率も競艇場によって差があり、さらに出走メンバーによっても変わります。予想しやすいレースを狙いましょう。
なお、単勝は当たりやすい代わりに、以下の2点から、オッズが極端に低くなります。
- 単勝の舟券の購入者が少なく、売上が少ないこと。
- 勝ちそうな艇の単勝舟券に投票が集中してしまうこと。
そのため、単勝とは、負けなくても儲けるのが難しい買い方と言えます。
単勝の売上
単勝の売上は、レースのグレード、予選か優勝戦かなどで異なりますが、1つの競艇場で1日12レース行った場合、その日の単勝式の売上は約10万円前後と言われています。
1レースあたり、約8千円程度の売上ということですね。
単勝券の的中者は、この約8千円から25%のテラ銭を引いた6千円を分け合います。
なお、単勝のオッズが2連単などより高くなるケースもありますが、これは舟券のオッズが勝式ごとに独立しているからです。
競艇の配当は、テラ選を除いた売上金の山分けのようなイメージですが、これは総売上からではなく全7種類の勝式それぞれの中で山分けします。
単勝なら、単勝の売上を、的中させた人全員で山分け。2連単なら、2連単の売上を、的中させた人全員で山分けします。
単勝だけを買って勝てるのか
競艇で勝ち続けるには、回収率が100%を超えなければなりません。
では、単勝で回収率100%を超える買い方はあるのでしょうか?
まず前提として、的中率と回収率は相反する関係です。
- 的中率が高い=勝つ可能性が高く人気が集まるため、オッズが低くなりやすい
- 回収率が高い=勝つ可能性が低く人気もないため、オッズが高くなりますい
そのため、オッズが極端に低い(1.0倍も珍しくない)単勝を買い続けて勝つ事は難しいという結論になります。
最も勝率が高い1コースは、1番オッズが低くなりがちであり、1/2程度の勝率では勝ち続けることは厳しいでしょう。
大きく負けることは少ないので、小さな資金の浮き沈みで遊ぶにはいいと思います。
もし「競艇でがっつり勝ちたい!」という方であれば、単勝式にこだわらず、3連単など他の勝式で勝負することをオススメします。
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筆者の単勝体験談
かつて、筆者は窓口で単勝舟券を1,000円ほど買ったことがあります。
すると、驚くべきことが起こったのです。
それまで3倍だったオッズが、一気に1倍まで落ちてしまったのです!
競馬と同じ感覚で買ってしまった私は、締切後に場内表示される確定投票数を見て状況が理解できました。
なんと、私の買った単勝の投票数は、14票しかなかったのです。うち10票は私が買っているため、他には4票(400円)しか買われていなかった訳です!
そして、単勝の総投票数は18票。つまり1,800円が総売上でした。
払戻金は、総売上×75%÷投票総数なので、単勝の払戻金の総額は1,350円。
もし筆者の買った単勝が当たった場合、1,350円を14票で割るので1票あたり95円程度になりますが、1票あたり100円を下回った場合「払戻金は100円とする」というルールがあります。
つまり、当たって元返し、外れると1,000円を失うという、全く賭けになっていない状態になってしまったのです!
このように、競艇の単勝や複勝は、売上が非常に少ないため、誰かが1,000円も買えば、オッズが大きく下がってしまうのです。
外向発売所には、そういうケースを狙っている人もいるようですが・・・
なお、そのレースで筆者の買った単勝は外れてしまい、たった1票しかない当たり券に1,350円の配当がつきました(そのうち1,000円は筆者が出したものでしたが)。
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