競艇では、艇によって選手の着る衣服や旗色が異なります。
これは、お客さんが遠目でも識別しやすいように、艇番によって色分けしてくれているわけですが、一体どのように色分けが決まったのだろう?と疑問に思ったことはありませんでしょうか。
また、初心者の方にとってみたら、レースが始まって各艇が入り乱れると、「あれ、何号艇が何色だったっけ!?」となってしまうこともありますよね!
この記事では、競艇の色分けについて説明したあと、艇番ごとの色の覚えやすい方法をご紹介します!
艇番の色分けと歴史
まず、競艇の色分けのおさらいですが、1号艇が白、2号艇が黒、3号艇が赤、4号艇が青、5号艇が黄、6号艇が緑になります。
実はこの色分け、競艇だけではなく他の公営競技(競馬・競輪・オートレース)とも共通なんです!
ちなみに、競馬は8枠まであるため、1番目~6番目までは競艇と同じで、7番目が橙、8番目が桃。競輪は9番目まであるため、これにプラスして9番目が紫です。
この色分けを最初に採用したのは1950年ごろの競輪。暦などに使われている陰陽五行説(一白・二黒など)を土台に決定したようです。
暗くなってからも色がはっきり分かるよう、同系統の色はなるべく登場しないようにしているように工夫したそうです!
艇番の色の覚え方
さて、それでは、本題である「競艇の1号艇~6号艇の色分けを、どうやって覚えるか?」という点についてお話していきます。
慣れた方であれば、パッと見て判別がつくと思いますが、競艇を始めたての初心者にとってはなかなかそうもいかないもの。
これまで聞いたことがある覚え方として、1号艇~2号艇は「モノクロテレビ(白と黒)」、3号艇~5号艇は「信号機(赤と青と黄)」、6号艇は「野菜(緑)」でイメージする、というものがあります。
ところが、この覚え方は、1号艇(白)と2号艇(黒)は覚えやすいものの、3号艇~5号艇の「信号(赤青黄)」のところが分かりにくいです。
信号って、インコースである右から「赤→青→黄」じゃなくて、残念ながら「赤→黄→青」なんですよね・・・
さらに、一般的に「青」信号と言われますが、実際の色は「緑」だったりするので、4号艇と6号艇がごっちゃになってしまったりします!
そもそも、「モノクロテレビ」「信号機」「野菜」の3つは、何の関連性もないため、やや混乱してしまいますよね!
「車関係」の3つのイメージで覚えよう
そこで、ここでは、「車関係」の3つのイメージ画像で覚える、というやり方をご紹介したいと思います!
※上で書いたやり方は、2艇(白と黒)・3艇(赤と青と黄)・1艇(緑)という分け方でしたが、こちらは2艇(白と黒)・2艇(赤と青)・2艇(黄と緑)と2色ずつで分けて覚えるやり方です
思い浮かべて頂きたいのは、「白黒のクルマ」「2色の信号機」「初心者マーク」の3つです。
1号艇と2号艇:「白黒のクルマ」
1号艇と2号艇は、この画像のような、白のボディがメインの「白黒のクルマ」をイメージしましょう(画像は、少し黒色が足りませんが・・・)。
白のボディがメインのクルマなので、白が先で1号艇!
1号艇と2号艇の白黒は、わりかし覚えやすいのではないかと思います。
3号艇と4号艇:「2色の信号機」
上で書いたやり方と同じ「信号機」ですが、ここでは3色ではなく赤と青の2色の信号機をイメージしましょう。
クルマは何より安全第一なので、停車しなければいけない赤信号が先で、3号艇!
次に、ゴーサインである青信号の青は、4号艇・・・とでも覚えましょう。
4号艇(4コース)はダッシュスタートのことが多く、青信号でクルマが勢いよく進むのは4号艇と、イメージが結び付けやすくありませんか!?
5号艇と6号艇:「初心者マーク」
最後に5号艇と6号艇ですが、ここは「初心者マーク」をイメージしましょう。
初心者マーク付きの舟、つまりデビューしたての新人選手は、外コースに出ることが慣習であり、5号艇と6号艇が初心者マークというのは、なんとなく連想しやすくないでしょうか!?
5号艇と6号艇がごっちゃになると言われそうですが、6号艇(一番外)は、クルマで都会から郊外に走ると、だんだん田舎になり自然が増えていくイメージで、緑だと覚えましょう。
まとめ
この記事では、艇番の色分けについての説明と、艇番の色分けを「車関係」の3つのイメージに結び付けて覚えるやり方をご紹介しました!
白黒のクルマ、2色の信号機、初心者マーク。是非とも使ってみて下さい。
色分けは、何度もレースを見ているうちに自然に覚えていくと思いますが、初めのイメージの参考になれば幸いです!