競艇の倍率表の見方を皆さんはご存知でしょうか?
これは購入した舟券の種類で表が違ったり、探し方が違ったりします。
例えば、3連単と3連複の場合では着順の見方が違うため、1-6-2という着順でも3連複の場合は1-2-6と直してから表を見ます。
また、倍率自体も3.7と計算しやすいものから、1.1-1.6というように幅があって計算ができないものなど様々です。
競艇の倍率の見方
的中した舟券の倍率を確認する時、舟券の種類ごとに倍率表が違います。
それでは舟券の種類別の倍率の見方を順番に、具体的な例を持ち出して解説していきますね。
3連単
まずは3連単の倍率の見方から。
上記の倍率となったレースが、2-1-6で確定した時を例に解説します。
1着が2号艇なので、左から2番目の列を見てください。
2着が1号艇なので広い枠の数字が1となる部分を見て、最後にその右側から3着の艇の番号(6号艇)を選びます。
するとこの3連単の倍率は、384.7倍ということがわかりますね。
つまり、この舟券を100円購入していた場合は、100×384.7=38,470円となります。
3連複
次は、3連複の倍率の見方の解説です。
上記の倍率となったレースが、4-2-1で確定した時を例に解説します。
3連複は、選んだ3艇が1~3着の内に入っていれば順不同でもいいので、表から1-2-4と探しましょう。
するとこの3連複の倍率は、3.7倍となっていますね。
この舟券を100円購入していた場合は、100×3.7=370円となります。
2連単・2連複
次は2連単と2連複の倍率の見方。
上記の倍率となったレースが、3-2で確定したと仮定します。
まず、2連単の舟券を購入していた場合は上の表から、1着は3号艇なので左から3列目を見てください。
続いて2着が2号艇なので、2号艇部分の右の数字が倍率。
舟券を100円購入していた場合、146.6倍なので14,660円になります。
これを2連複で購入していた場合には、下の表から調べます。
2連複は1着・2着の順不同になるので、2-3と直して見ていきましょう。
するとこの舟券の倍率は、48.9倍ということがわかりました。
これを100円購入していた場合は、100×48.9=4,890円となります。
単勝
単勝は1着になる艇を選ぶだけなので、倍率表もシンプルで見やすいですね。
2号艇の舟券を単勝で100円購入していた場合は7.7倍なので、100×7.7=770円とすぐに計算できます。
複勝・拡連複
上の表は複勝で舟券を購入した時の倍率となっており、選んだ艇が2着以内に入れば的中となります。
また、1艇を選ぶだけなので、単勝の倍率表と同様にシンプルなものになっているんです。
続いて下の表は拡連複で舟券を購入した時の倍率表で、これは選んだ2艇が3着以内に入った場合に的中となる買い方。
拡連複1-3の舟券を購入した場合、1号艇と3号艇が1~3着に入っていれば的中となります。
(※例:「1-5-3」「2-1-3」「1-3-2」など)
ここで複勝と拡連複の倍率表が、今まで紹介したものと少し違うことにお気づきだと思います。
この買い式の場合、倍率が定まっていないですよね。
2.7-4.6倍や1.2-1.5倍など、これでは舟券が的中した時の払戻金がわかりません。
倍率が定まっていなければ、舟券の資金配分に困ったりなどしますよね。
でも、実はこれを正確に知るための計算方法があるんです。
複勝・拡連複の倍率計算方法
ズバリ、複勝・拡連複の倍率は、
{(ハズレ舟券数÷的中フォーカス数)+1つの的中舟券}/1つの的中舟券数×0.75
という計算式で求められます。
的中フォーカスについて
倍率を計算する場合は、ハズレの舟券を的中フォーカスに振り分けます。
総舟券数ではないので、間違えないようにしましょう!
- 的中フォーカスが1つの場合、ハズレの舟券を的中フォーカスへ振り分ける。
(単勝・連複・連単で、同着がないレースの場合に適用) - 的中フォーカスが2つある場合、ハズレの舟券を2つの的中フォーカスへ均等に振り分ける。
(複勝や連勝式での同着の場合に適用) - 的中フォーカスが3つある場合、ハズレの舟券を3つの的中フォーカスへ均等に振り分ける。
(拡連複の場合に適用)
このことから、複勝倍率の求め方は、
{(ハズレ舟券数÷2)+1つの的中舟券数}/1つの的中舟券数×0.75
単勝・連勝式の場合は、
{(ハズレ舟券数÷1)+的中舟券数}/的中舟券数×0.75
となります。
複勝倍率の計算例
倍率の求め方が分かったところで、実際に計算例から見ていきましょう。
合計120枚の舟券が、下記表のように売れたとします。
1号艇 | 55枚 |
---|---|
2号艇 | 10枚 |
3号艇 | 6枚 |
4号艇 | 13枚 |
5号艇 | 10枚 |
6号艇 | 26枚 |
さて、このレースで1着に1号艇、2着に2号艇だった場合の払い戻し金額はいくらになるでしょう?
答えはコチラ。
↓
↓
↓
1号艇の払戻金額={(55÷2)+55}÷55×0.75=1.125
小数点第2位から切り捨てになるため、1.1倍が1号艇の倍率ということになります。
2号艇の払い戻し金額{(55÷2)+10}÷10×0.75=2.812
同じく端数を切り捨てると、2号艇の倍率は2.8倍になりますね。
計算式はわかっても・・・
このように、売れた舟券の総枚数と的中舟券・ハズレ舟券の枚数がわかれば、定まらない倍率も求められます。
しかし残念なことに、舟券の購入時にここまで細かい数字を手にすることはできません・・・
当たってみるまで倍率がわからない、というのが現実です(苦笑)
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