福井支部所属の期待の若手女子選手

西橋奈未選手は石川県出身で現在24歳、階級はA2級選手です。
福井支部に所属し、同支部には7名の女子選手が所属していますが、20代のなかで今後の成長が楽しみな若手選手の一人です。
学生の頃のスポーツは弓道を経験し、団体で県3位までのいく成績を残した経歴を持っています。本人いわく弓道とボートレースとの共通点は精神面で、自分自身との戦いだと感じておりそれによって結果が左右されるとのこと。
弓道で鍛えた精神面はレースでもいかされていると思います。ルックスも和風美人な雰囲気が可愛らしくその雰囲気にファンも多いです。
また自身も認める歴女であり、幕末の新撰組の時代が好きというところも意外で魅力的ですね。そんな西橋選手の実績などの魅力を紹介します。
競艇選手への道を進んだきっかけ
西橋選手は両親が競艇選手の実績があるわけではなく、自らなりたい意思をもって競艇の世界へ飛びこみました。
高校在学中に三国競艇場へ遊びに行ったことが競艇との出会いで、ペアボートに乗って水面を走るの感じ見て自分でボートを運転したい!水面を走り勝ちたい!と思うようになり、その経験を得て選手になることを目指すようになりボートレーサー養成所へ入所します。
登録期は119期で土屋南選手や實森美祐選手などが同期におり、特に土屋選手とは出走するレースが多く親しくもあり良きライバルといった関係性をもっています。
ボートに興味をもって競艇選手への憧れを抱き、現実に選手となって第一線で戦うようになる経歴はかっこいいですね。
そして競艇選手としてデビュー
ボートレース養成所を卒業後、初出走は2016年11月17日、地元である三国競艇場で初日3レースでした。
結果は6コース6号艇からの進入で6着。
選手としての第一歩を歩み出しました。
そして初勝利はデビューから約半年後の2017年4月7日から12日に唐津競艇場で開催されたヴィーナスシリーズの5日目2レースで、他艇の進入に動きはあったものの当時B2級だった西橋選手は6コース6号艇から進入でしたが、まくり差しを決めて初勝利を飾りました。
この初勝利ですごいのが払戻金でだいたい新人選手の初勝利は高配当になりやすいですが、このレースは3連単の払戻金が30万超えという超高配当だったことが驚きです。
初勝利は強烈なインパクトを残すこととなりました。その後出走回数を増やしながら経験を積んでいき、2019年3月19日から25日に三国競艇場で開催された男女W優勝戦で初優出を飾ります。
結果は6コース6号艇からの進入で舟券に絡む3着と健闘しました。初優出を経験しA級選手にもなったので、次は初優勝もそんなに遠くないかもしれませんね。
最大の魅力は、強烈なスタート力と豪快なまくり!
今年で選手生活5年目を迎えレース経験を積んできている西橋選手の最大の魅力は、攻撃力のあるスタート力と豪快なまくりです。
女子選手は男子選手に比べてスタートを踏み込んでいける選手が少なく、そんななか西橋選手は攻めるスタート力を発揮する数少ない選手です。
スタートを攻めていくため勝負の分かれ目になる最初の第1ターンマークまで他艇よりのぞくことができます。
センター枠の3コースや4コースの進入なら、もう一つの武器である豪快なまくりをスタートから一気に決めることもできます。その証拠にボートレース公式サイトのコース別3連対率で、1コースを除いた3コース4コースの1着率が高く出ています。
ただスタートを攻めるためフライングがつきものなのが難点ですが、スタート攻めきれない選手より魅力はあります。
また3周2マークまで諦めない走りも彼女の魅力で、2着3着争いの戦術にも定評があり6コース6号艇で乗った場合でも2着を狙えるところもあり、舟券によく絡んでくる印象がある選手の一人だと思います。
なので6号艇6コースでの進入の時は舟券予想でオススメかもしれません。ターンなど技術面ではまだまだ未熟なところはありますが、上手く成長する伸びしろはあるため勝率を上げていけば近いうちにA1級選手になれる実力は秘めています。舟券予想に西橋選手の名前を覚えていても損はないと思いますよ。
近況成績と次走出走予定
直近、多摩川競艇場で行われた女子選手の勝率上位者が中心となって戦うプレミアムG1「第34回レディースチャンピオン」に初出場。
3日目1レースで5コース5号艇から抜きで同シリーズ見事にG1初勝利を挙げて水神祭を経験し、同じく水神祭を経験した同期の土屋南選手などに祝われていました。
初出場のG1で結果が出せることは実力がある証拠でしょう。
現在はフライング休み中ですが、休み明けの次走は9月17日から22日にびわこ競艇場で開催される、30歳未満の若手選手を対象にした記念競走G1「第7回ヤングダービー」に初出場予定です。
同レースは男女混合戦で若手選手しかおらず激しい戦いが予想されます。男子選手の割合が多いなか西橋選手がどんな戦い、走りをするのかが注目です。
ぜひ「第7回ヤングダービー」での戦いっぷりをチェックしてみてください!
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