各競艇場から推薦を受けたエース級の選手などが集うSGレース、ボートレースメモリアル。
2024年は、8月27日(火)〜9月1日(日)にかけて、「ボートレース丸亀」で開催されました。
この記事では、ボートレースメモリアルのレース概要や過去の優勝者、直近開催の結果などについてご紹介します。
ボートレースメモリアルとは
1年に8回行われる重賞レース・SG(スペシャルグレード)ですが、ボートレースメモリアルは年5回目のSGとなります。
※他のSGレースの開催日程・結果については、こちらの記事をご覧ください。
ボートレースメモリアルは、5大SG競走である「GRANDE5」(①ボートレースクラシック、②ボートレースオールスター、③ボートレースメモリアル、④ボートレースダービー、⑤グランプリ)の1つでもあります。
その名前の通り、1955年に競艇発祥の記念行事として第1回が大村競艇場で開催され、それ以来続いている伝統あるレースの一つです。
出場資格は、前年度の優勝者、前年度のグランプリ優勝戦出場者6名、直近のSGであるオーシャンカップ優勝者、開催施行者の希望レーサーに加えて、開催場以外の23場からの推薦レーサー。
各場の推薦する選手が出場できるというところが特徴的ですね!
賞金金額は、ボートレースの中で2番目に高い4,200万円になります。
過去5年の優勝者
ボートレースメモリアルは2024年で70回目の開催となり、過去5年の優勝者は以下の通りです。
開催回 | 開催レース場 | 優勝者 |
2024年(第70回) | ボートレース丸亀 | 馬場貴也 |
2023年(第69回) | ボートレース福岡 | 馬場貴也 |
2022年(第68回) | ボートレース浜名湖 | 片岡雅裕 |
2021年(第67回) | ボートレース蒲郡 | 原田幸哉 |
2020年(第66回) | ボートレース下関 | 寺田祥 |
参考:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/record/list?category=0300
2024年の優勝者は馬場貴也選手!
2024年のボートレースメモリアルでは、馬場貴也選手が2023年に続き優勝し、自身5度目のSG制覇を果たしました!
台風10号の接近をにらみながら行われた今開催ですが、予選を得点率1位で通過したのは平本真之選手、2位が片岡雅裕選手、3位が峰竜太選手でした。
一方の馬場選手は予選16位で、この時点では「連覇の確率は1%くらいかな」とのコメントでしたが、転機が訪れたのは8月31日の準優戦。
以下のメンバーで、これは峰選手が安パイかと思いきや、3枠の地元・森高一真選手が前づけを敢行。
- 峰 竜太
- 石野 貴之
- 森高 一真
- 深谷 知博
- 宮地 元輝
- 馬場 貴也
結果どうなったかというと、前づけした森高選手は4着、2コースとなった峰選手は3着に沈み、深谷選手は転覆、宮地選手は妨害失格と、大波乱となりました。
ここで勝利したのは6コースの馬場選手。
そのため、9/1の優勝戦では、馬場選手は3号艇からの出走となりました。
- 平本 真之
- 片岡 雅裕
- 馬場 貴也
- 石野 貴之
- 池田 浩二
- 桐生 順平
開催場の丸亀は、インが強い一方で、まくりも差しも決まるという、何でもありの場。
誰が勝ってもおかしくないレースではありましたが・・・
3コースからコンマ09のスタートを決めた馬場選手、1Mで伝家の宝刀のまくり差し。
「片岡選手は地元で、しっかりスタートを決めて差すと思ったので、自分の中でまくり差しの割合を高めました。後は、外の石野選手さえ止められれば」と語った馬場選手。
バックストレッチでは1号艇・平本選手の舟に舳先がかかって激しい競り合いを演じましたが、2Mで完全に抜け出し、そのまま独走態勢に入って優勝となりました!
2着に平本選手、3着に桐生選手が入り、3-1-6で3連単¥7,910でした。
見事、ボートレースメモリアル連覇を決め、9月1日時点で賞金ランキング1位に浮上した馬場選手。2022年のMVPの快進撃が止まりません!