
ボートレーサーの目標である賞金王決定戦(グランプリ)は12月に開催されますが、その前哨戦に位置づけられるSG・チャレンジカップ。
2025年は、11月25日(火)~11月30日(日)にかけて、「ボートレース福岡」で開催されました。

この記事では、チャレンジカップのレース概要や過去の優勝者、直近の優勝者・レース結果などをご紹介します。
※他のSGの開催日程・レース結果についてはこちらの記事をご覧ください。

チャレンジカップとは
チャレンジカップは、1998年(平成10年)に新設された最も新しいSG競争です(当初は「競艇王チャレンジカップ競走」、2010年より現名称)。
出場資格はシンプルで、1月1日~10月31日の獲得賞金上位者(上位34名)。他のSGと異なり、前年度の優勝者や直近SGの優勝者などの優先出場権はありません。
グランプリが年間獲得賞金ランキング上位18名で争われるのに対し、チャレンジカップは10月31日時点での年間獲得賞金ランキング上位34名で争われます。
まさにグランプリの前哨戦であり、グランプリ直前に現時点での最高峰のレースがみられます。
グランプリ優勝を狙っている選手にとっては、ライバルを知る良い機会でもあります。
賞金金額は、ボートレースの中で3番目に高い3,700万円になります!(2025年度)
グランプリ前の最終ボーダーライン争い
グランプリ出場に向けては、まず①賞金ランキング上位18位以内に入ることができるか、さらに②上位6人に入ることができるか、の2つのボーダーラインがあります。
チャレンジカップ優勝者には3,700万円(2025年度)もの金額が上乗せされるので、まさに、この①と②のボーダーをめぐる最後の勝負になります。
例年、チャンレンジカップは荒れることが多く、「その年のトップの成績を残している選手」ではなく、ダークホース的な存在の選手が優勝することが多いと言われています。
理由としては、ランキング上位の選手は既にグランプリを見据えており、チャレンジカップでは「フライングや事故を避けよう」という意識が働きやすいからのようです。

すでに安全圏の選手と、ボーダーライン上の勝負駆けの選手との間で、勝負にかける必死さの差が現れるということですね。
※予想紙などで「ランキング7位・8位は1st初日の1号艇になるため、敢えて狙いに行く選手もいる」などの見方もありますが、チャレンジカップ中にも順位は変動するため、わざと狙うのは簡単ではありません。
過去5年の優勝者
チャレンジカップは2025年で28回目の開催となり、過去5年の優勝者は以下の通りです。
| 開催回 | 開催レース場 | 優勝者 |
| 2025年(第28回) | ボートレース福岡 | 山口剛 |
| 2024年(第27回) | ボートレース下関 | 河合佑樹 |
| 2023年(第26回) | ボートレース三国 | 片岡雅裕 |
| 2022年(第25回) | ボートレース鳴門 | 深谷知博 |
| 2021年(第24回) | ボートレース多摩川 | 辻栄蔵 |
参考:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/record/list?category=2500
2025年(第28回)の優勝者は山口剛選手!

2025年のチャレンジカップは、2号艇の山口剛選手が差しを決め、15年ぶり2度目のSG優勝を決めました!
11/28(金)までの予選、また11/29(土)の準優戦の結果、11/30(日)の優勝戦は以下のメンバーで争われました。
- 池田 浩二
- 山口 剛
- 関 浩哉
- 馬場 貴也
- 佐藤 翼
- 茅原 悠紀
好モーターを引いた池田選手が初日ドリーム戦を勝利、勢いそのまま予選を首位通過、準優戦も逃げて1号艇をゲット。
このまま優勝し、賞金ランキング首位に躍り出るかと思われましたが・・・
1マークで見事な差しをみせた山口選手、バックストレッチでは池田選手と競りましたが2マークあたりで抜け出し、そのままゴール!
「いいスタートを行けたと思いましたが前に浩二さんがいて、差さるとは思わなかったけれど、一瞬半分ぐらい入ってくれました」と語った山口選手。
池田選手とはこれまで宿敵として名勝負を繰り広げてきましたが、今回は山口選手に軍配が上がった形になりました。

2010年のボートレースクラシック以来となるSG制覇でしたが、「20~30代の頃より43歳の自分の方が圧倒的に強い」と力強くコメントしていました!
なお、2着には1号艇・池田浩二選手、3着には5号艇・佐藤翼選手が入り、3連単2-1-5は¥13,470でした。
これで山口選手の賞金ランキングは25位から7位へと大きく上昇。年末のグランプリ出場を確定させました!!

広島の支部長を務める山口選手。本当に喜べるのはグランプリを勝った時なんだと、年末のグランプリに向けて虎視眈々でした!!
初日ドリーム戦の結果
11/25(火)初日12Rに開催されたドリーム戦は、以下の6人で争われました。
- 池田浩二
- 茅原悠紀
- 末永和也
- 桐生順平
- 馬場貴也
- 西山貴浩
結果は池田選手がイン逃げを決め、1-4-3。3連単は¥2,710でした。


