西山貴浩選手は、1987年生まれ、福岡市北九州市出身。
福岡支部に所属し、登録期97期・登録番号4371のA1級選手です!
グレードレースに数多く出場する実力・実績を持つ西山選手ですが、その明るい人柄からファンが多く、人気を集めています。
「艇界のエンターテイナー」と言われ、芸人のような「上手いトーク」「面白いエピソード」で、メディアに多数取り上げられています!

この記事では、西山選手が競艇選手を目指したきっかけ、その艇界のエンターテイナーっぷりについて紹介していきます!
競艇選手を目指したきっかけ
西山貴浩選手が競艇選手を目指したきっかけは、知り合いの電気工事士の人から機械いじりの面白さを教わったこと、さらに幼少期に競艇場で劇的なレースを見たことだそうです。
競艇好きの父に、地元・若松競艇場へ連れられて、SG・オーシャンカップを観戦に行ったときのこと。
最終日のレースで6号艇・藤丸光一選手が、1号艇・今垣光太郎選手に勝利したことに感激し、「ボートレーサーを目指そう」と決意したそうです!

子供のころに決意したことを実現させ、競艇選手として現在トップレベルで活躍を続けているとは、カッコいいですね!
西山貴浩選手の近況成績
西山貴浩選手は、SGでの優勝はまだありません。
2024年6月、同期(97期)の土屋智則選手がSG・グランドチャンピオンを優勝したときには、「次は俺だ!」とコメントしていました。

G1優勝については、2021年1月の江戸川大賞以降しばし遠ざかっていましたが、2024年に入り、3月の唐津ダイヤモンドカップ、10月の全日本覇者決定戦と、2回優勝しています。
全日本覇者決定戦の開催場は地元・若松競艇場でしたが、優勝戦は1号艇からイン逃げで圧勝。
以前、「地元で優勝できたら引退してもいい」などと話していた西山選手ですが、この優勝で「来年、地元開催のSG2戦もこの勢いで優勝したい」と意気込みを話していました(笑)。
これで優勝回数が通算50回目となり、年末のグランプリ出場も射程圏内に捉えています!
「上手いトーク」と「面白いエピソード」
西山選手の個性はなんといっても、その明るい性格からくる上手いトーク、面白いエピソードです。
レース外では、まるでお笑い芸人のような魅せ方で大人気。
「艇界のエンターテイナー」という二つ名(?)の通り、ファンの心をわしづかみにしています!

ここでは、西山選手の面白エピソードをいくつか紹介していきます!
面白エピソード① 開会式でのコスプレ
西山選手は、レース開会式での選手紹介のとき、よくコスプレで登場します。
特にメディアで話題になったコスプレはこんな感じです:
G1新鋭王座決定戦(2008年):幼稚園児
- G1新鋭王座決定戦(2011年):南明奈さんの「アッキーニャ」
G2モーターボート大賞(2018年):常滑競艇場のマスコットキャラクター
SGオールスター(2019年):ふんどし姿
2008年、初めてのコスプレで幼稚園児の恰好をして登場した際のコメントは・・・
原田冨士男幼稚園から来ました。担任の先生は川上剛先生です。幼稚園生ですけど、中学生の先輩達に負けないようにがんばりますんで、、、幼稚園児だってやる時はやるんだ!打倒イケメン!よろしくお願いします!
この発言で、会場中が大爆笑!!
2011年の「アッキーニャ」でも、会場の客席に向かってサイン入りタオルを投げ込むなど、大盛り上がりでした。
2019年のふんどし姿は、背中に「感謝」の二文字を背負って登場しましたが、地元・若松競艇場でSGに初出場したからでした。
地元を大切に想うところは、西山選手らしいですね!
面白エピソード② 「ポンコツ会」
地元・福岡支部で「ポンコツ会」という会を結成したようですが、これは、ただお酒を酌み交わし、笑いあうことを目的にした会だとか。
「ポンコツ会」では、競艇の話はほとんどされない模様(笑)。
しかし、選手達のプライベートな素顔をみることができ、ファンの間では人気を集めています。
マスコミに何度か取り上げられ、定期的なトークショーも開催されるなど、今後のメディアコラボも楽しみです!
面白エピソード③ 鬼嫁ネタ
一般女性である「千春さん」と結婚した西山選手。
奥様のことを【鬼嫁】として、よくトークのネタにしています!
奥様のことを話題に出したインタビューの一部を紹介すると・・・
- メンタルが強くなった今でも、嫁は怖い
- (レース中)150mで子どもの顔、100mで家のローン、50mで嫁の怒った顔が浮かぶ
- うちの結婚生活は1年毎の更新制、優勝しないと更新してもらえない
- フライング休み中は、嫁から逃げ回る予定
こういう自由な発言をしてもお咎めなしなところを考えると、奥様の尻に敷かれつつも、夫婦円満なのではないかと思われます!

明るい西山選手ですから、奥様のことを信頼してジョークを言っているのでしょうね!
面白エピソード④ 西山劇場
勝利者インタビューなどは、艇界のエンターテイナー・西山選手の独壇場。
インタビューでは通常、選手が試合展開について振り返ったりすることが多いですが、西山選手の場合は「西山劇場」と呼ばれており、そのトーク力が炸裂します。
※下記動画(2024年6月)では3:00あたりから
芸人顔負けのトーク術は、声のトーンや顔の表情まで完璧で、観ているお客さんを引き付けます!
今後も西山劇場をたくさん観たいですね!
なによりファンを大事に
こちらの写真は、筆者が見に行った、とあるグレードレース最終日での光景。
全レース終了後、駐車場でのこと・・・
タクシーに乗り込み、帰ろうとする西山選手をファン達がみつけ、大声援。
するとなんと、西山選手は、タクシーを止めて扉を開け、即席サイン会を始めてしまいました!
ファンが次々とサインや写真をおねだりしていましたが、西山選手は全てに快く応じていました。

西山貴浩選手は、ボートレーサーとしての実力のみならず、その人柄で多くのファンを魅了する選手です。2025年には地元でのSGも控えており、是非とも優勝してほしいですね!