ここでは、競艇の払戻金の計算方法や過去最高額を紹介します。
競艇のオッズは人気の集まり方で変動することは知っていると思いますが、なぜその倍率になるのか、具体的な計算方法まで知っていますか?
また、競艇の払戻金には上限があるため、万舟券で一発当てようと夢見ても、競馬のようにいきなり億万長者になることはできません・・・
そもそも払戻金とは?
払戻金とは、舟券を的中させた方が受け取ることができる賞金のこと。
まずは買い目を選んで舟券を買うワケですが、見事的中すればその買い目のオッズを投資金額に掛けたものが支払われます。
つまり、「掛け金×オッズ=払戻金」となるわけですね。
払戻金がいくらになるのかは投資金額とオッズの数字次第になり、はじめから買い目によって固定されているものではありません。
ではオッズはどのように決定するのか?
この仕組みを説明していきますね。
払戻金の計算方法
先ほど書いた通り、払戻金の計算方法自体は「掛け金×オッズ」となりますが、オッズは投票締め切りまでの間で常に変動する可能性があります。
つまり、最終的に買った舟券がいくらになるのかはオッズが確定するまではわからない・・・ということですね。
ということで、まずは払戻金がいくらになるのかという計算に必要な、オッズの計算方法を知っておきましょう。
オッズの計算方法
「総売り上げ÷舟券の売り上げ=オッズ」
オッズの計算方法は上記の通りで、総売り上げと対象の舟券の売り上げから決定します。
それと、競艇では総売り上げの25%がテラ銭として引かれ、残った分が舟券を的中させた方に払い戻される配当金になります。
この配当金の総額が的中者で山分けされる、というイメージですね。
では、総売上が1,000万円のレースと仮定して、賭け式別にオッズを計算してみましょう!
単勝オッズの計算方法
1号艇の舟券が500万円売り上げていた場合の計算式はこちら。
750(総売上からテラ銭を引いた金額)÷500(舟券の総売り上げ)=1.5
このことから、1号艇の単勝オッズは1.5倍ということになりますね。
それでは3号艇の舟券が200万円売り上げていた場合も計算してみましょう。
750÷200=3.75
計算するとオッズは3.75倍となりますが、小数点第2位は切り捨てとなることから、3号艇の単勝オッズは3.7倍になります。
3連単オッズの計算方法
3連単で1-2-4の組み合わせの舟券が、130万円の売り上げがあった場合の計算式はこちら。
750÷130=5.769…
小数点第2位から切り捨てるので、このオッズは5.7倍ということになります。
それでは、2連単6-5の組み合わせの舟券が、1万円の売り上げだった場合も計算してみましょう。
750÷1=750
この場合のオッズは750倍となり、75,000円の万舟券ということになります!
2連単や3連単は人気の違う艇を組み合わせるから計算が難しそうと考える方が多いですが、オッズは買い目ごとの舟券の売り上げ金額で計算します。
そのため、実際は簡単に計算できるんですよ。
ただし、複勝や拡複といった賭け式の場合、オッズが「1.2-1.5」など定まっていない表記になります。
複勝や拡連のオッズの計算方法を知りたい場合には、こちらの記事を参考にしてみてください。
⇒【競艇の倍率の見方】具体的な例を持ち出して解説していきます!
払戻金の過去最高額
現時点までの過去最高配当額は、2011年5月23日に徳山競艇場で行われた第2レースで記録しました。
賭け式は3連単で、その金額はなんと68万2,760円!
この時の的中した舟券は、100円が2票でした。
100円が68万円ということは、1,000円なら680万円?!
1万円なら6,800万円ということに??!
・・・と思うかもしれませんが、実はそうはなりません。
確かに単純に計算すればそうなります。
しかし、競艇には払戻金に上限が設けてあるため、6,800万円の全額が支払われることはないんです。
払戻金には上限あり!
実は、競艇の払戻金の上限は2,000万円までと決められています。
これを聞いてしまうと、ガッカリするかもしれませんが・・・(苦笑)
それでは、6,800万円の舟券で上限の2,000万円を受け取った場合、残りの4,800万円はどこへいくのか?
これに関しては、競艇を管轄している国土交通省が管理するのだと思います。
限度額を超えないためには?
2,000万円の払戻金の限度額を超えないようにするためには、オッズの計算をして舟券を複数枚に分けるといった方法を取るべきです。
ただ、実際には2,000万円の舟券なんてそう簡単に当てることはできませんし、わざわざ気にするほどのことではないでしょう(笑)
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