今回は、福岡の競艇学校の学費や費用、試験内容や倍率といった情報をまとめてみました。
競艇の選手になるためには、福岡にある競艇学校で訓練を積み卒業する必要があります。
ここは「やまと学校」という名称で有名でしたが、2017年4月より「ボートレーサー養成所」へと名称を変更しています。
ボートレーサーになるまでには色々な条件や課題をクリアしなくてはならず、競艇選手になるまでのハードルは高く数多いと言ってもいいでしょう。
募集時期と試験日程
競艇学校の募集は1月4日~3月の1週目あたりまで、7月1日~9月1週目あたりまでの2回に渡って行われます。
第1次試験
2018年(第126期募集)の場合だと第1次試験は11月11日(日)、2019年(第127期募集)の場合は5月19日(日)に行われます。
なお、第1次試験会場は「北海道/関東/東海/近畿/四国/中国/九州/沖縄」の主要都市となっています。
第2次試験
2018年(第126期募集)の場合だと第2次試験は12月3日(月)~5(水)まで、2019年(第127期募集)の場合は6月10日(月)~12日(水)の3日間に渡って行われます。
第2次試験と第3次試験会場は、ボートレーサー養成所となっています。
第3次試験
2018年(第126期募集)の場合だと第1次試験は12月6日(木)~7日(金)、2019年(第127期募集)の場合は6月13日(木)~14日(金)の2日間に渡って行われます。
年齢制限について
福岡にある競艇学校に応募するにあたっては様々な条件がありますが、年齢制限が弊害になって応募できない方も多いようですね。
年齢は15歳以上30歳未満であることが条件になっているので、30歳を過ぎたら競艇選手にはなれないということになります。
その他の応募資格に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
⇒競艇選手になるにはどうすればいい?募集開始時期や条件について
競艇学校の試験内容
第1次試験から第3次試験までの内容は下記の通り。
第1次試験
第1次試験は学科試験と体力試験が行われます。
学科試験は「国語/数学/理科/社会」の4科目となっており、試験難易度は高校入試程度と言われています。
体力試験に関しては、「柔軟性/筋力/瞬発力」の3つを見るための試験となっているようです。
第2次試験
第2次試験では身長や体重の測定、適性試験や体力試験が行われます。
もし試験当日に体重と身長が応募資格の条件を満たしていない場合は、その時点でそれ以降の試験が受けられなくなってしまいます。
適性試験はボートの操作に関する適正を測定するための試験となっており、反応力や注意力といった要素を試されることになります。
体力試験は持久力や筋力測定、柔軟性が試されます。
第3次試験
最終試験である第3次試験では、面接や健康状態の確認のための検査、それに加えて視覚や視野、音感といった適正検査が行われます。
試験内容の詳細については、ボートレーサー養成所の募集要項を参考にしてみてください。
⇒ボートレーサー養成所|募集要項
試験の倍率はどれくらい?
福岡にある競艇学校の倍率は40~45倍、合格率は約2.5%と言われており簡単に入学できるわけではありません。
実際、競艇選手の中には何度も試験を受けた方もいるようですね。
しかし、特別試験枠というものもあることから、入学に有利となる人もいるようですね。
競艇学校の学費(費用)
競艇学校であるボートレーサー養成所では、2017年4月以降に入所する訓練生からは養成費用(学費)120万円が無償化されました!
これには経済的な不安を軽減すること、ボートレーサーになりたいという志願者を増やすことが目的となっているようですね。
なお、養成費用(学費)の内訳は、宿泊費と食費を月額10万円となっています。
ちなみに、1人のボートレーサーを育成するには約1,000万円かかる、と言われています。
入学してからが大変!?
無事に福岡の競艇学校へ入学できたからといってもまだ安心はできません!
卒業すれば晴れてボートレーサーになれるわけですが、競艇学校を卒業するまでの1年間はとても厳しい規則や罰則に縛られることになります。
そのため、毎年退学する訓練生がいるようです。
スパルタ教育
競艇学校では礼節を重んじているため、教官(先生)に対する礼儀を厳しく教え込まれ、態度が悪い場合には叱咤や罰則を受けることに。
また、自衛隊のように整列や行進の訓練などもあるそうですよ。
施設内の生活においても個室ではなく相部屋のため、近年の風潮とは違ってプライバシーの面がオープンになっています。
こういった生活が合わずに、競艇学校を退学する方も少なくないようですね。
規則正しい生活と厳しい指導
競艇学校の生活は自衛隊学校の様に時間に厳しいものとなっており、朝は6時に起床してから布団を片付け広場へ出ます。
そして、広場では男子は上半身裸で完封摩擦を、女子はダンベル上げをした後で点呼を取り、そこから22時の消灯時間までの間に訓練が行われます。
また、入寮中は基本的に外出が禁止となっていますが、稀に外出日が与えられるようです。
しかし、ハメを外しすぎたり外出から戻ったあとの計量で体重オーバーとなった訓練生は、教官から厳しい叱責を受けるそうです。
この他にも携帯電話の持ち込みが禁止されている上、公衆電話も週に1回しか使えないため、この日は電話の順番待ちの行列ができるようですよ。
こうやって規則や訓練の一部を見ると、まるで自衛隊学校のようにも思えますね。
しかし、1年という短い期間で訓練生を身も心もプロフェッショナルへと育てなくてはならないことから、一層と厳しい教育が必要になるのでしょう。
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